鯨軒記憶
早出出勤の定時退社日。久々に帰宅途中のプチ遠征で市営地下鉄センター北駅までやって来た。本当にプチだ。早速目的の店に行ってみたのだが、通し営業ではなく夜営業開始までまだ1時間もあった。こりゃ今日は諦めて横浜に出て別の店を物色しようかと駅に戻ろうとしたのだが「待てよ…駅からは少し歩くが近くに『くじら軒』があったな」と気がついた。食べログでチェックすると既に夜営業を開始しているようだ。早速暗がりの住宅街を歩いて店へ向かった。前回訪問は2012年3月31日だから久々の訪問になるな。店に到着したのは夜営業開始15分ほどまわった辺り。店前に待ちは無し。早速入店。入口付近の店内隅に券売機がある。厨房には男の店員2人と女の店員1人。客席は厨房周りにL字型カウンター10席。2席ごとに仕切り板が設置されていた。テーブル席は4人がけが3卓。席はカウンター側正面に指定された。先客3人後客3人家族。
『塩らーめん』 800円+『味玉子』 100円=900円
この店で塩食べた事あったか思い出せず味玉付きで注文。後で調べたら前回訪問時食べていた。何しろ前回訪問から約9年半以上経過している。ほとんど覚えていない。それなのに最初にスープを飲んだ瞬間「あー紛れもなく『くじら軒』の味だぁー!」と一発で記憶を蘇えさせられた。魚介の甘さとか香ばしさとかが入り混じったような味。もうこれは塩とか醤油とかを超越した『くじら軒』の味としか言いようがない。舌は覚えているんだ。これは凄い事だ。流石は一時代を築いた店だけあってモノが違うなと本当に関心させられた。麺は細麺ストレート。具は薬味ネギ、小松菜、細切りメンマ、海苔1枚、小ぶりのチャーシュー2枚。トッピングの味玉の黄身は甘かった。こんなに美味いと文句なしに完飲完食で大満足。笑顔で店を出る事が出来た。
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