炙鴨葱鶏
夜の桜木町駅前の空を見上げて何故か「今年も残りわずかだなぁ」と思った。時の流れは加速度をつけて早くなる。
このところ家系に固執していたのでちょっと気分を変えようかなと思い『淡麗拉麺 己巳』へ約7ヶ月ぶりに訪問してみた。現金払い式と電子マネー決済式の2種類の券売機が設置されていた。経費がかかって大変だね。厨房には男の店員2人。先客3人後客2人。店内にはジャズが流れ相変わらずお洒落な雰囲気だ。
『柚子香る炙り鴨らーめん』 1200円+『味玉』 100円=1300円
本当は「浅利煮干しトリュフ香る塩らーめん」という限定メニューを狙ったのだが残念ながら完売していた。つけ麺やまぜそばという気にはなれなかったので仕方なくもう一方の限定、炙り鴨醤油らーめんを味玉付きで注文した。このメニュー以前食べた事がある。なのでちょっとテンション下がり気味でラーメン到着を待っていたんだよ。あれ?前回より具が多い気がするなーと思ったら「己巳の日」とかで角切りチャーシューをサービスしているそうだ。炙り鴨チャーシューが6枚も入っていたし。まずスープを一口。あー美味い!旨味がじんわりゆっくり舌の表面から染み入ってくるような感覚。家系に振っていた我のラーメンへの認識がちょっと揺り戻された。こういうラーメンも悪くない、そう思ったよ。単価が高いんだけどね。あんまりスープが美味いので気がつくと麺が半分以上顕になっていたほど飲み進めていた。柚子も悪くないんだけど、できれば別皿提供してもらえればこのスープ本来の味をもっと楽しめたのにと思ってしまった。それくらいスープが際立っていた。食べ終わる頃にはさっきまでの下り気味テンションはどこへやら。完飲完食で大満足。ティッシュで口を拭いてマスクをして退店した。
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