寿発蒔田
横浜有数のドヤ街寿町で営業していた和歌山ラーメンの店『和歌山家』が前々から寿町から移転するという話は聞いていたが、それはまさかの2号店という形で今月10日蒔田店を開店させた。寿町の店舗は長期休業という形になっていて存続する形になっているようだ。本当は昨日か一昨日に訪問する予定だったが営業が安定していないようで取り止めて、ようやく今夜訪問と相成った。厨房や客席数が変わり計算が合わなくなり上手く回らず調整しているのだと理解しよう。夜営業開始20分前に到着。やっぱり誰もいない。しばらくして店主が出てきて大きな提灯を準備しだした。定刻の数分前に店内に案内された。我の後に2人の客が続いて入店。厨房には店主と若い男の店員1人。客席は一列のカウンター4席と2人がけテーブル席2卓。アクリル板の仕切り有り。水はセルフ。口頭で注文。カウンター前には焼肉店のような装置が設置されホルモン焼きなどが提供出来るようで後客は早速それを注文しビールを飲み始めていた。
筆頭メニューを注文。我は先月末和歌山遠征に出向いたばかりなので、この店の一杯を改めて検証してみたかったというのがある。注文から15分以上待ってようやく着丼。この基本メニューを注文したのは約1年9ヶ月ぶりになるが大分変更されているね。麺は細麺ストレート。具はザンギリ葱とメンマ数本、千代巻2枚、そしてこの店の特徴である野趣あふれる巨大炙りチャーシュー。溶岩石焼らしいけど。とにかく強烈に厚くてデカくて香ばしい。そしてスープは横浜ではトップクラスの濃厚さを誇るであろうドロドロの豚骨醤油スープ。美味かったし腹に溜まっていく感じが良い。本場に比べて豚骨臭は大人しめだったけど、もはやこの店オリジナル和歌山中華そばだから。大満足出来たしまた訪問したいと思ったよ。でも惜しむらくはこのスープの少なさだよなー。麺が丸見えの半身浴状態。麺表面の熱が奪われてしまう。スープ作りが大変なのは理解するけど、もう少しお金出してもいいから以前のように麺を首まで浸からせていて欲しかった。たぶん和歌山県民が注文しても「…」となってしまうだろうから。そこが残念だった。
+『豚骨ホルモンカレー』 400円=1100円
サイドメニューはカレーがあったので初めて注文する。カレーとライスが別で提供された。カレーの中にはホルモンがたっぷり入っていて食べごたえがある。おそらくラーメン用の豚骨スープも足して煮込んでいるのだろう、ちょっと酸味が強かった。それにレンゲではカレーは食べづらかった。
支払いをして退店した。寿町よりは家から少し近くなったし、何より入りやすく敷居が低くなった。近場に個性的な店が誕生したのがまず嬉しいけど、まずなるべく早く営業を安定させて欲しい。臨時休業ばかりだと選択肢には入れにくいよ。早々に家路についた。
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