醤油家系
早いもので今年も6月半ばに突入。まだ正式な梅雨入り宣言は出されていない。雲は多いものの暑い1日だった。
辿り着いた週末金曜日。今日は自分の胃が家系を求めていた。それもキリッと醤油寄りのクラシックスタイルの家系を。まあ昨日一昨年と結構ヘヴィー級の二郎系限定ラーメンを食べてしまったので豚骨寄りの濃厚豚骨醤油家系という気持ちにはなれなかった。というより今日もラーメン食べるのか?と問われれば、食べるんだよっ!このご時世なので同じ店に行きがちだったけどなるべくならかぶらない方がいいなと選んだのが東神奈川駅から歩いて5、6分、第一京浜沿いにある家系の中でも老舗店『おーくら家』だ。約3年半ぶりの訪問となる。この店は総本山『吉村家』から別れた店だという。でも直系扱いはされていない。入店したのは午後5時半くらい。早速暖簾を割る。入口脇の券売機で食券購入。厨房には男の店員2人。前後客ゼロ。
『ラーメン(麺かため・味濃いめ・油多め)』 750円+『半ライス(タイムサービス)』
筆頭基本メニューと小ライスを注文。好みはいつものプラス味濃いめ。醤油感を味わいたいが為の保険として注文した。食券を渡すと店員がタイムサービスと書かれた紙を差し「どれにしますか?」と聞いてきた。あーそう言えばあったねそういうの。それで前回タマネギ頼んだら角切りじゃなくてスライスされたやつだったのでゲンナリしたのだった。今回はその轍は踏まない。あ!半ライスあるじゃん。店員に言ったら快く現金を返してくれた。ありがたかった。
麺は平打ち太麺。かため指定だったが柔らかめだった。具は家系標準。薬味ネギがやたら多め。ほうれん草とチャーシューは存在感が薄い。そして肝心のスープ。見た目だけだとラーメン初心者達が「これ家系じゃない。普通の醤油ラーメンじゃん」と感じてしまうのも無理はないかと思うほど限りなく醤油寄り。でも明確な違いは鶏油。しかもビンビンにアツアツ。我が家系ラーメンを好む理由の半分くらいは鶏油だと思う。鶏油を一番美味しく食べられるのが家系ラーメンではないかと考えるほど。醤油のキリッとした感じもしっかり味わえる。ちょっと濃いかなと思ったので味濃いめ指定は余計だったかも知れない。前回訪問時はタマネギショックでちゃんと判定出来なかったが、この店はクラシックスタイルの家系の中でもより醤油寄りだという事が初めて判った。このくらい極端な方が存在感が際立って面白い。そして美味しく平らげた。ライスの方はいつもの家系ライスを作って食した。店員に頼めば青森産きざみにんにくを無料で提供してくれるのでよりワイルドな仕上がりとなった。満足の食事。今回は気持ちよく退店出来た。
駅に戻りどこにも寄らずに家路についた。明日から休みだ!
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