雨夕太源
連日空には雲が立ち込め雨が降ったり止んだり蒸し暑いしで気持ち悪い日が続く。まだ宣言はされていないが事実上梅雨入りなのではないかと勘ぐってしまう。伊勢佐木町に用事が生じ会社からの帰宅途中関内駅で下車し伊勢佐木町へ。順番待ちで結構待たされる事になったのでその間に夕飯を済ましてしまう事にした。だから遠くへは行けない。見渡すと目に入ったのが『かるびラーメン』。でも先日連続で訪問したばかりだしなぁ…と迷った上で選択したのは1973(昭和48)年創業の老舗『太源』。我は2018年10月28日以来の訪問になる。飾らない庶民的な雰囲気の老舗店、我の好物である「ラーメン&カレー」を提供する店。これだけ我好みのものが揃っているのに何故か我にははまらない。いや嫌いなわけではないんだけど、何故なのか自分でも良くわからない。厨房には男の店員1人だけ。厨房周りにL字型カウンター9席。2席単位でアクリル板の仕切り設置。先客ゼロ後客2人。口頭で注文。
『ニンニクラーメン(麺かため)』 800円+『茶碗カレー』 400円
とりあえず選択して注文したのが上の2品。前回訪問時に注文したのと同じだった。注文時麺のかたさは確認された。
麺は中細縮れ麺。具はきざみネギ、メンマ数本、チャーシュー1枚。豚骨鶏ガラ野菜から出汁を摂ったと思われる半濁のスープ。でも元の味がかき消されるくらい強烈なきざみ生ニンニクの風味。やや辛いと感じるほどだ。そーいや前回食べた時も「元の味が判らないから次回はスタンダードで注文しよう」とか思ったのを今更思い出した。かための中細縮れ麺は「ラーメンを食べている喜び」を感じさせてくれるものだった。
茶碗カレー。普通に業務用のカレー。普通に美味しいとは思うが名物と言うほどの個性は皆無。そして量はレンゲ3掬い分ほど。この量でこの値段は高いと思った。ラーメンもカレーも悪くはない。今回もそんな程度の感想だった。料金を支払い店を出た。
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