透明豚骨
4月最初の週末土曜休日。朝から好天に恵まれ早速布団干し。そして2週間前に予約していた床屋へ散髪に行った。もう夏仕様で短髪にして爽快になった。今日はそのまま都内遠征を計画していた。
福岡県飯塚市の豚骨清湯の有名店『来来』。透明な豚骨スープに細麺が寝かされている様はシンプルに美しい。我はそれに一目惚れして昨年8月福岡遠征を行った際訪問を計画したがあえなくフラレてしまった。理不尽な営業スタイルに加え感染症の影響で休業に当たってしまった。地麺ではないのであまり未練は感じなかった。最近になってその『来来』とよく似た顔をした一杯を知る事になった。『月や』という店で本店は福岡市にありあちらでは珍しく支那そばを提供しているらしい。そして昨年7月22日に広尾駅近くに「豚骨系清湯」をウリに東京進出を果たしているらしい。これは興味をそそられたので体験したくなり出向くことにした。みなとみらい線直通東横線で中目黒から日比谷線に乗り換え2駅目の広尾駅で下車。初めて降りた駅なので不案内。食べログ頼りに探すもなかなか見つからなかった。これはビルの上の階にあるのだなと推測し、その地図が示すビルの2階にあがると最近流行りの店舗間の仕切りがない飲食店集合施設みたいな場所だった。男の店員3人。客席は厨房周りにL字型カウンター6席とテーブル席が2人卓、3人卓、4人卓がひとつづつ。訪問時カウンター他他のテーブル席は埋まっており4人卓に座るように言われた。後客は続々来店し列が生じていた。人気店のようだ。口頭で注文。支払いは電子マネーのみで後払いだという。
筆頭基本メニューを注文。麺のかたさとかは聞かれなかったな。あまり待たずに提供された。おお、シンプルな顔をした一杯がやってきた。これが最近福岡で流行っている豚骨清湯ラーメンか。ようやく対麺する事が出来たよ。丼には小さなバラチャーシュー3枚のみ。別皿で青ネギの小分け切りとかぼす1切が付く。ストレート細麺は福岡産のラーメン専用小麦「ラー麦」を使用しているらしい。かために茹でられ歯ごたえが楽しめた。透明スープ表面には油分が少し浮いているが思ったほどではない。口に含むと最初は淡いしょっぱさを感じるが後から豚骨出汁のやや甘さを感じる旨味がくる。小皿から青ネギを投入。すると普通の豚骨ラーメンを思い起こさせ、我の好きな『一蘭』に似ている気さえした。でも豚骨独特の口の中に若干まとわりつくような感覚が希薄だ。これなら豚骨に苦手意識がある年齢層でも好まれるかもしれない。豚骨清湯、面白い。一時期流行ったクリアコーラやクリアカフェオレみたいなコンセプトとは若干違う気がする。こちらでも広まるといいな。個人的に期待するのは『一蘭』がこの豚骨清湯を開発してくれる事だ。非豚骨店のようなプレミアム店限定で出してくれないかな。そうしたら一気に広まりを見せるかも知れない。Suicaで支払いを済ませ店を出た。




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