極太麺硬
明日木曜日は昭和の日。ゴールデンウィーク初日の休日になる。しかし日本は感染者数の増加が収束せず東京では3度目の緊急事態宣言、横浜でもまん延防止充填処置が発せられ外出しない事を呼びかけられている状況。とっくに旅行等外出は諦めている。だからGW期間中の休日は基本家で過ごすつもり。家でやりたい事はたくさんある。そして天気予報では関東地方は明日1日大雨になるそうだ。これはいいタイミングだ。もう明日1日は家から一歩も出ないで引き籠もろう。なので明日変な気を起こさないで済むように強烈な一杯を食べて帰ろう。そんな事を考えながら会社帰り東神奈川駅で降りた。横浜新道沿いを歩いて到着したのは二郎系の中でも最もハードコアな一杯を出す店として知られるようになった『MEN YARD FIGHT』。我は2019年10月16日に初めて訪れている。今回は2度目の訪問だ。最近夜の営業を30分繰り上げて営業しているそうで助かったが、それでも店に到着したのは開店20分も前。店前に誰もおらず1番乗り。それでも1分後くらいに後ろに1人やってきて5分以内にさらに2人、更に道路の反対側に数人並び出した。定刻に開店。入口の券売機で食券購入。厨房には男の店員2人。セルフで水とレンゲを準備して食券を手渡し待つ。客席には仕切りは設置していない代わりに1席空けて座るようになっているようだ。なので遅れて来店すると立ち待ち時間は長くなるようだ。来客は相次ぎ客席背後の壁側で並んだ。それでは収まらず店外にも並びが生じていた。
『たまラーメン少なめ(ヤサイ・ニンニク・アブラ)』 850円+『うずら(5個)』 100円=950円
数量限定の「肉ニラスタミナラーメン」というのに惹かれたけど、こちらは細麺を使用しているらしい。それは魅力半減だなあ。なので今回「たまラーメン」を注文。「たま」と言うのは玉葱の事と聞いたので。それと前回訪問時レギュラーサイズ(麺量370g)を注文して食後かなりキツイ状態になったので今回は麺量100g減の「少なめ」を注文。それでも麺量は茹で前270gもある…。少なめを指定した代わりにうずら5個をトッピングした。コールはヤサイ・ニンニク・アブラ。しばらく待って提供された一杯は少なめ注文が嘘のように大きな丼で提供された。玉葱は角切りというよりブツギリだ。セルフで分解する必要がありそうだ。魚粉も入っているんだね。豚は小ぶりだが分厚いヤツが2個だ。スープは「汁なし注文した記憶はないんだけど…」と思っちゃうくらい量が少なく見える。丼が大きいせいというのもあるんだろうけど。
早めの天地返し敢行。豚肉は柔らかいのでその過程で分解されていく。凶悪な極太麺が露わになる。ただの極太なだけではなく、家系の麺かため指定や博多系の粉落としなんて裸足で逃げ出してしまうんじゃないかってくらいボキボキギチギチな硬さ。噛み切るのが大変で顎に疲れを感じるほど。こんだけ硬いのに生煮えとは違うから違和感は感じないで魅力になっているのが本当に不思議。だけど噛むことで満腹中枢が刺激されてしまう罠。本当に少なめ注文にしておいて良かったよ。そしてスープの味の濃さがこの凶悪麺に負けないようちゃんと計算されているのが凄いと思う。後半になると魚粉の主張が強まってくる。うずらの柔らかさが凶悪極太麺との格闘の間に癒やし効果を生んでこれはいいね。最初から最後まで美味かった。スープ以外は全て胃に収め大満足。退店時はひと格闘を終え勝利したかの心地よさに包まれた気がした。これで明日は心置きなく引き籠もれるだろう。
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