別所精龍
今日は母の命日。年老いた父を連れて墓参り。昨日とは打って変わって寒い曇り空の下墓の掃除をして花を供え線香を上げた。雨に降られないで良かった。あの日からもう5年の月日が過ぎ去ったのか…。
父は外食を嫌いすぐバスで帰宅。我は蒔田から上大岡まで歩く事にした。こう歩いてみると閉店したと思っていた店が営業しているのを見たり、逆に営業していると思っていた店が閉店していたりという発見をすることが出来る。今日は未訪問の町中華探訪。鎌倉街道の蒔田から上大岡の間にある『精龍軒』という店。昔からこの辺りにあるのは知っていたが今まで興味を持った事は無かった。今日何故か訪問したくなりわざわざ歩いてやって来た。店に到着したのは11時40分くらい。暖簾は出ている。早速入店。年季を感じる町中華然とした店内。奥にTVが設置されていた。プラ板だがメニュー札が厨房周りの上に置かれている。厨房には年季の入った店主夫婦と思しき男女2人。客席は厨房周りにL字型カウンター9席。先客2人後客2人。口頭で注文。
背後の黒板に書かれた「おすすめ提供品」のAセット、ラーメンと半チャーハンを注文。半カレーにも出来るようだ。
ラーメンはシンプルな醤油ラーメン。柔らかめに茹でられたやや縮れた細麺。具は大きめに切られたネギ、スプラウト、平メンマ数本、チャーシュー1枚。スープは塩気は少なめで飲みやすい正油味。生姜でごまかさないので好印象。普通に美味しい一杯だった。
半チャーハン。パラパラチャーハンでややあっさりした味付けだけど不満は感じない。紅生姜が良く合う。安心して食べられる絵に描いたような町中華のラーメン半チャンセット、満足で支払いを済ませ退店した。
鎌倉街道をはさみ反対側のやや上大岡寄りのところに肉うどんをメインにした店を発見。『まる藤』ここはかなり昔『ラーメン蓮華』があった場所だよな…。ちょっとだけお腹に余裕があったので入ってみた。横向きのうなぎの寝床のような店内。右側に厨房があり見えないが男女二人の店員。中央に一列8席のカウンター席と左側奥に4人がけテーブル席1卓。そのテーブル席に4人とカウンターに2人の先客がいた。そのせいか店員が少しテンパリ気味。後客ゼロ。
筆頭基本メニューを注文。しばらく待ってもうもうと湯気が立っている一杯が提供された。やわやわのうどん、鰹出汁の濃い汁。完全に関東風のうどんだ。久々外食で関東風うどんを食べた気がする。家でももう随分うどんを作って食べてなかったので懐かしい気持ちがこみ上げてきた。具は脂身のあるチャーシュー4切れと薬味ネギ、きざみ海苔。きざみ海苔はいらなかったな。うどんについてはすっかり『丸亀製麺』に代表される関西風のものに飼いならされた我がいたよ。今日は寒いので体が温まったのは良かった。支払いを済ませ店を出た。
コメント