綱島鯛塩
今年1月10日綱島駅前に開店したINGS系の『麺処 琥珀』が1年保たず閉店。その跡地に先月16日開店したのが『金目鯛らぁ麺 鳳仙花』という店。こちらもINGSグループのブランドで新宿に本店がありこの綱島店が2号店だという。「またINGSか」と訪問は先延ばしにしていたが、そろそろスッキリとした塩ラーメンが食べたいなと思い会社帰り訪問してみた。午後6時前頃に店に到着。店内の構造はほとんど変わっていないと思う。厨房周りにコの字型カウンター14席と2人がけテーブル席1卓。店内中央の券売機で食券を買う。厨房には男の店員2人。先客3人後客ゼロ。
基本メニューを注文。そう言えば『琥珀』訪問時『はやし田』とかぶらない鯛塩らーめんを狙っていたのだけど未だ準備中でありつけなかったのを思い出した。偶然にも今夜は看板メニューとして食べる事になる。麺は全粒粉入りの中太縮れ麺。具は九条ネギのきざみ、紫玉ネギのみじん切り、穂先メンマ1本、低温調理チャーシュー1枚。あと炙った鯛の身をほぐしたものが入っていて香ばしさを感じた。スープは魚介と塩の味が上品に感じる。気がつくとレンゲでスープを飲んでしまい危うくスープがなくなる危機を感じた。それほど美味しかった。
+『金目鯛茶漬け』 200円=1000円
スープを飲み干してしまうのを戒めたのはサイドメニューのこれを注文していたから。麺と具をあらかた食べた後店員に茶漬けを頼んだ。鯛のほぐし身ときざみ葱、白ごま、そして貝出汁の割りスープが少し入ったご飯が登場。貝出汁がどんなものか少し確かめてみたが我の駄舌ではわからないほどほとんど味がしなかった。なのでラーメンのスープをレンゲで掬って投入したらせっかくの美味しいスープの味が薄まったのを感じた。上品過ぎた。なので残したスープは茶漬けに入れず直接飲み干した。汁一滴残さず完食。
INGSは同じ味の店を屋号を変えて直営なりFC展開なり急激に出店させた為に、チェーン店を忌み嫌うラオタ達から少し警戒されるようになっている節がある。我はラオタのチェーン店嫌いというより、上品なラーメンへの苦手意識があってテンションが上がらなかっただけ。家系とか背脂チャッチャ系のラーメンにワクワクする質だから。でもINGS系ラーメンの質自体はかなり高めだという理解はしている。今回もそのように感じた。接客を含めてこのレベルの店を量産出来ている事が一番凄いよ。満足して退店し駅へと戻った。
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