横浜煮干
鳥取旅行から帰ってきた翌日月曜日。予め期初に設定した特別休暇の日。疲れて動くのが億劫…なんてことはない。でも横になって手足を伸ばしていると体の奥の方に疲労を感じる。それに鳥取旅行記を書こうとするのだがどうも頭の整理が上手く出来ずに一向に進まない。我は平日休暇がとても貴重に感じてついつい都内等の遠方へ出かけようとしてしまうが、今日はそれは控えよう。タイミングが良い事に弘明寺に昨日新店がオープンしたと聞いていたので、そこだけ行って平日休暇の利点を感じられれば気持ちの収まりもつくだろう。
目的の新店の場所は京急弘明寺駅近く。豚骨醤油ラーメンの『萩原家』の跡地。『萩原家』はだいたい10年ぐらいは続いていたのだが、今年の9月26日で閉店してしまったそうだ。やっぱり感染症の影響かなあ?可哀想に。その店に開店15分前に到着してしまった。流石に店も準備中で店前には誰もいない。平日だもんな。というわけでちょっと早いけど店前の待ち席に座って開店を待つ事にした。定刻に開店。1番乗りで入店。待っている間にはいなかった後客達がどこからか現れすぐ続いた。入口脇に券売機。厨房には若い男の店員3人と女の店員1人。厨房周りにJ字型カウンター9席。後客は6人くらい来て満席にはならなかった。
麺屋 煮干しと鶏 ひんな 『濃厚煮干蕎麦』 800円
筆頭基本メニューを注文。噂通り『丿貫』に酷似の顔をした一杯。麺は『丿貫』ほどではないけれど、かために茹でられたストレート細麺。具は玉ネギの角切り、スプラウト、海苔1枚、穂先メンマを切ったもの、大きめのレアチャーシュー1枚。スープは初期丿貫を思い出させる灰色の濃厚な煮干しスープ。これだけ濃厚なら名前負けしていない。美味しかったよ。見た目も本家『丿貫』に見劣りしないし価格も頑張っているので評価したい。
+『味付き替え玉』 200円=1000円
今日は連食しないで食べたらとっとと帰宅するつもりなので味付き替え玉も注文。『丿貫』でいう和え玉、一般的に言うと油そばだ。替え玉申請したが忘れられて結構待たされて提供された。開店2日目だから大目に見よう。退店時わびを入れてくれたし。麺の下にタレがあり、玉ネギの角切りとチャーシューのきざんだものが付いて魚粉がかけられている。合わせて1000円で収まりこのボリュームなら満足だ。上大岡の『紫乱』同様この店の店主が『丿貫』からの独立したのか、全く無関係なのかはわからない。でも『丿貫』のスタイルに酷似しているのは確かだった。こうやって人気ラーメン店が確立した独自のスタイルは真似され拡散していく。『ラーメン二郎』しかり『吉村家』しかりで防ぎようがない。ラーメン、食に限らずそうやって流行り廃りを繰り返し文化は変化(進化)していく。しかしせっかく試行錯誤して独自のスタイルを確立した本家『丿貫』からすれば自分のグループ店(『弘明寺丿貫』)の近くにパクリ店を出されたらイライラする気持ちにもなるだろうことも想像出来る。でも大行列が出来ている場所に柳の下の2匹目のドジョウが出るのは昔からあることで、それは出店する側の戦略だから。需要あれば供給ありだ。本家に似ても似つかないものだったら淘汰されるか大化けするかのどちらかだ。こうやってご当地ラーメンは広まっていく。それをリアルタイムで見ているかのようで個人的には面白い。前にも書いたがご当地ラーメン好きの我からすれば「横浜煮干し系」と地名を入れた名前で広まって欲しい気持ちはあるけど、まあ『丿貫』系ラーメンだろうね。家系みたいに「丿系」あるいは「貫系」とか略され呼ばれるとか。こんな見方で楽しもうとする我くらいだろうけど。
店を出て早々に家路につき休養することにした。
いぬ吉さんと同じ濃厚煮干蕎麦をいただきました。
いぬ吉さんの時は濃厚なスープだったのですね。私がいただいたスープはさらさらで、煮干濃度もそこそこでした(;^_^A
開店してすぐでブレだったのか、私の期待値が高すぎたのかは不明ですが・・・
もう少ししてから、牡蠣とかをいただきに伺おうかと。
投稿: ryu3星人 | 2020年11月 8日 (日) 09時42分
ryu3星人さん,コメントいただきありがとうございます。
同店のブログ記事拝見させていただきました。
確かに写真を見るとスープの濃度が異なる気がしますね。
私は特に「煮干し増し」などという追加はしておらず普通に注文しました。
おっしゃるとおりに時間を開けてから再訪問された方が良い気がしますね。
情報いただきありがとうございました。
投稿: いぬ吉 | 2020年11月 8日 (日) 16時54分