中村明忠
いつも食べ歩きの参考にさせていただいている「恰幅の良い彼」さんを拝見していたところ驚く情報が公開されていた。中村町につけ麺専門店が開店したという。場所は横浜橋商店街を抜けて中村川を超えて更に先、昔焼きそば&おでんの店『磯村屋』があった場所の先、ローソンの反対側にある路地だ。あんな場所につけ麺専門店が出来るというのがもう異次元の出来事のようだ。そしてそれをいち早く察知する情報網にただただ脱帽。屋号は『つけ麺 明忠』。開店日は今月1日。定休日は土日祝、平日のみの営業というのが「夢の中の出来事」感を醸し出す。
昨日に引き続いて冷たい雨が降りしきる金曜日。予め在宅勤務申請をしていたので昼にこの店に行ってみる事を決めていた。傘を指して徒歩で店へ向かう。途中『磯村屋』跡地が更地になってしまっているのを見た。完全に思い出の中のみの店になったか。コンビニで買物をした後正午ちょっと前に店へ到着。本当にあった。こんな場所に「つけ麺」と書かれた幟が出ているよ。早速入店。厨房には男の店員1人と女の店員1人。客席は厨房周りにL字型カウンター7席と2人がけテーブル席2卓。先客は無し。そうだろうなーと思いつつ口頭で注文。後客はパラパラと来店し我が退店するまでに5人も来ていたよ。こういった言い方は失礼だが意外と需要はあるのかも。
つけ麺 明忠 『つけ麺(中)』 900円+『味付けたまご』 100円
10分弱待たされて提供された。麺は黄色いもちもちした食感の太麺。小麦の香りがする。つけ汁の中には刻み葱、極太メンマ2本と小さなサイコロチャーシューが3個くらい。あと魚粉がのった海苔1枚。追加トッピングの味玉は麺の方に置かれていた。黄身トロリでいい感じ。つけ汁自体はトロンとしていて若干酸味があり節系の味わいは弱い。豚骨寄りの魚介豚骨。食べやすいといえば食べやすい。
麺を食べ終わり割りスープ…ではなく、この店がすすめている「わりめし」なるものを追加注文してみた。つけ汁をご飯で割るという事でわりめし。台湾まぜそばの追い飯みたいなものだろう。ただしこちらは有料だ。
魚粉がのったご飯が小さなお椀で提供された。狙っているのかどうかはわからないがちょっと柔らかすぎなご飯。つけ汁に入れてしまえばそれは無関係。これにて完食。美味しい昼食がとれて満足だ。料金を支払い店を出ると女の店員が我の傘を持って待っていてくれた。何という気遣い。恐縮してしまった。歩いてこれるし再訪は容易いと思うが平日営業のみというハードルが邪魔をするなあ。
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