新生南海
今年も早いもので8月に突入。ようやく梅雨明けが宣言された。本当に今年の梅雨は長かったなあ。
6月26日惜しまれつつ54年の歴史に幕を閉じた、我にとっては神保町という町の象徴でもあった『キッチン南海』神保町本店。我はここのカレーではなくチキンカツ生姜焼き定食が大好きだった。しかしこの店の元店員が暖簾分けを許され独立した店がこの場所からほど近い場所に3日前オープンしたと聞いてやって来た。開店時間も同じ11時15分。その50分前には店に到着した。既に2人先客が待っていた。今度は角店になり夏の日差しがもろにあたって辛いけど待つ。開店30分前にもなると行列が長くなり店前の日陰に誘導してくれたのはありがたかった。
ガラスケースのサンプルや象の置物、緑の看板も譲り受けたようだ。店前はかつての本店とほぼ変わらないのがいいね。定刻から3分前倒しで開店してくれた。厨房には男の店員2人と接客会計係の女の店員2人。厨房の店員は本店でもよく見かけた。安心感があるね。客席は厨房側に一列8席と窓側に一列7席。テーブル席はなく本店より若干コンパクトになったようだ。人員の関係かな?料金表を見てもかつての本店と同じ料金。口頭で注文。
注文するものは決まっている。相変わらずカレー注文客へ先に提供され大分待たされる事になった。ようやく先行してライスのみ提供される。儀式のようにごま塩を親の仇のようにふりかける。入店から15分経ってようやくメインが登場。卓上のソースを下品にドボドボかけて、袋入のからしを塗りたくる。
味も量も本店と変わらず。というか前の本店では高齢の店主はとっくに厨房を退いていたし、厨房に立っていた店員がそのままやっているから変わらないのは当たり前だ。むしろちょっとでも違うところがあれば悪い評判が立つことを十分に理解しているようだ。たとえ店舗が変わったとしても、この味が変わらずこの神保町で継続していってくれる事が嬉しい。大満足だ。今度はカツカレー食べに来ようかな。
御茶ノ水から湯島聖堂、秋葉原に抜けるいつものコースで帰路についた。
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