夏夕桜台
定時退社日。早出の時差出勤だったのでまだ日が落ちない時間で退社する事が出来た。開放感があったので新店開拓してやろう。向かったのは田園都市線青葉台駅。駅から歩いて10分ほどの桜台というところに先週末の8月21日に開店した『らぁ麺すぎ本』が狙いだ。東京中野区鷺宮から移転してきたらしい。創業は2013年で、店主は『支那そばや』店主、故・佐野実氏の最後の弟子だったという。それが今はミシュランビブグルマンに選ばれるほどの店になっている。
開店時間まで余裕があったので駅のドラッグストアで買い物をしてから店へ向かった。ひと頃に比べて日が落ちるのが早くなったから直射日光には当たらずに済んで夕闇の中歩くことが出来た。我はてっきりこの店の跡地だと勘違いしていたのだけどちゃんと営業していた。目的の店はまだ先だった。失礼!駅から0.9km弱歩いて目的店に到着したのは夜営業開始の30分以上前。こりゃ早く到着し過ぎて当然1番乗り…と思ったが既に3人待っていた。信号を渡って早速列の後ろにつく。すぐ我の後ろにも並ぶ人影あり。黒い外装で店頭には佐野実氏の写真が飾られている。定刻に開店。30分以上立ちっぱなしだったけど日陰になっていて大分救われた。我の後ろには30人を超える若い男女の行列が生じていた。凄いな!というか、30分以上並んで先頭4人目に並んでいた我はどんだけ物好きなんだよ!と自分にツッコミを入れてから入店。入口脇に券売機。厨房には男の店員3人。客席は厨房前に一列6席と入口付近に2人卓☓1、4人卓☓2卓。水はセルフ。席は指定され食券を渡す。
筆頭基本メニューに味玉付きを注文。基本メニューが900円設定の時代になってきたか。他に塩やつけ麺がある。最初のロットは3杯分作られたが前客の注文したつけ麺は後に回されたらしくすぐ提供された。麺は中細ストレート。ツルツルしているが噛むとねっとりとした食感がある。これぞ『支那そばや』の真骨頂だと我は思っている。具は九条ねぎのきざみ、穂先メンマ2本、豚と鶏のチャーシュー各1枚。トッピングの味玉は黄身しっとりで味付けも丁寧でいい。スープはあっさりしていながら鶏油を効かせ、魚介と醤油の味わいがじんわりやって来る。最近類似の味の店が増えているけどやっぱり美味い。
+『名古屋コーチン玉子かけご飯』 250円=1250円
特製にするよりご飯ものが食べたかったので玉子かけご飯も注文した。味玉と玉子かけご飯は当然ながら全然違う味。おかかご飯に直接生卵が投下されている。やっぱり家で食べる玉子かけご飯とは黄身のねっとり違う。当たり前なんだろうけど。こっちも美味かった。満足感に包まれて退店した。店外に出るとムワッとした空気。まだまだ熱帯夜が続くんだなあ。そんな中、店外にはまだ長蛇の列が出来ていた。
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