佐渡鰤丼
朝5時から白雲台に登って、続けざまに佐渡南部の沿岸部をぐるりと周ってきたものだから結構疲れた。早く宿に戻って風呂に浸かりたいところだが、素泊まりなのでちゃんとした食事をしてから戻りたい。そう思ってやって来たのは初日の昨日の昼に訪問したばかりの『長三郎鮨』だった。でも今回はラーメンが狙いではない。
旅行の計画段階から佐渡のラーメン事情が貧弱なものだとわかっていたので、我好みの他の食べ物はないか調査したところ「天然ブリカツ丼」というものが引っかかった。深くは調べていないが、おそらくはひと頃流行ったB級グルメGPなどに出店するため佐渡の新名物として作られたものだろう。佐渡のブリは有名だそうで、それを衣をつけて揚げたものを佐渡産コシヒカリの上にのっけた丼らしい。シンプルなのがむしろ好印象。これを提供している店も少なく、しかも宿泊地の両津から近いのが『長三郎鮨』ということで再訪と相成ったわけだ。午後2時過ぎの訪問。中休み無しの営業で助かる。早速入店。この時間だから昨日よりは席は空いている。それでも家族客で店内は賑わっていた。カウンター席の一番端に座って口頭で注文した。
海老の頭が入った味噌汁、めかぶ、西瓜も付いた豪華なセットだった。町おこし目的で後付で作られた料理はラーメンに限らずいろいろ決まりがあるようだ。いちいち書くと面倒なので食材のところだけ抜粋すると①佐渡産の天然ブリを使用する。②天然ブリのカツは5切れ、1切れ約20gとする。③タレは「特製あごだし醤油ダレ」を使う。④ご飯は佐渡認定米「朱鷺と暮らす郷(コシヒカリ)」とする。etc…。ブリカツは初めて食べるけど、想像通りで逆に美味い!噛むと中がホロホロ。ブリの美味さが口の中に広がる。甘みのあるあごだし醤油ダレもいいね。合っている。疲れていたけど最後にちゃんとした食事を楽しむ事が出来て満足だ。
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