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2020年6月20日 (土)

亀戸油条

朝から青空が広がり貴重な梅雨の晴れ間の休日となった。久々に布団を干して朝9時半には家を出た。

200620sora01昨日県をまたぐ移動制限が解除された上にこんな好天の休日の朝を迎えたら外出したくなるというものだ。今日は非常事態宣言の為行けなった店へ行く。…と言ってもラーメン店でもカレー店でもないんだけどね。3月頃、何故か油条というものにちょっと興味が湧いた時期があった。油条というのは中国式の細長い揚げパン…と言われているがパンではない食べ物で、中国の朝食のスタンダードになっているもの。これの揚げたてってどんな味わいになるのか何故か興味が出てきた。横浜には食べられそうな店ってありそうじゃん。そう思って横浜中華街とか横浜橋商店街とか探してみたんだけどどの店も作り置きの冷えたやつしか売ってないんだよ…。

結局横浜では見つからず、ようやく提供している店を見つけたのだがその店は東京亀戸にあった。単に油条だけの為にはるばる亀戸まで行くこともないや。そう思って放置しておいたら緊急事態宣言で都内への移動が制限され在宅勤務に突入する自体になった。その間思いが募り…なんて事にはなってなかったが「たかが亀戸までの移動もお預けになるような事になろうとは」と感慨にふける時があったよ。ようやく移動制限が解除された事を実感する為に今日は亀戸まで出向く事にした。

亀戸駅から北東方向に歩くこと5分程度で亀戸中央通り商店街に出る。市場もあるけど中国食材店も多く見かける。行き交う人も中国人がほとんどで横浜よりもリアルに中国人社会が広まっている現実をめのあたりにした。そんな中にこじんまりとした年季の入った外観の目的店を見つけた。食べログでは『一品軒』と紹介されているが、何故か「品」の文字が隠されていた。あまりにも中国的過ぎる佇まいに入店に躊躇したが、わざわざ亀戸まで出てきたのだからと意を決し入店。中はやっぱり現地中国本国の雰囲気が漂う異様な空間だった。厨房には女の店員2人。我が入店しても挨拶も無く何やら作業に没頭している。客席は壁向かいに一列5席のカウンター席と4人がけテーブル席2卓。先客は中国人のみ6人。中国語を大声で話している。しばらく椅子に座って店内を伺う。中国語で書かれた求人広告やら、墨で何やら文字が書かれた半紙が貼られていたりとか、濃厚な怪しさが漂っている。ようやくおばさん店員が我に気がつくが中国人か日本人かわからないようで戸惑っている。とりあえず壁に貼られたメニュー表を指差して注文。しばらく待って「出来ました」と言われたので厨房に注文品をとりに行く。水も何もセルフなのも中国っぽいや。とりあえず引き換えに支払は済ませた。

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中華料理 一品軒 『油条』 300円+『豆乳』 300円=600円

中国人の朝食の一般的な食べ方は油条と豆乳のセットらしいのでその2品を注文。ようやく揚げたての油条と対面出来た。普通2本の棒が合体したような外観だと思ったが、これは甚だしく変形した独立した1本のものが2つ提供された。出来たての油条は作り置きしたものと比較にならないくらい美味い。表面はカサッとして中はジュッと柔らかい。これだけでも食べられるけど、これを豆乳に浸けて食べるのがポピュラーということで浸けて食べた。豆乳は豆の甘さが感じられるがそれだけではパンチに欠けるので砂糖を投入する。中国版シリアルといったところだ。出来たて油条は美味しくて満足だったが、豆乳はごくごく飲むような感じでもないのでほとんど残した。単純にこれで600円というのはどうなのかと思ってしまう。現地の値段を知っているはずの中国人は納得しているのだろうか。まあ、目的は達成出来たので良しとしよう。

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