吉野豚骨
日曜の朝7時過ぎに強い大雨が降り出した。10時前くらいに雨が止んだので食料品調達の為伊勢佐木町へ出かけた。しばらく歩いているとピアゴの閉店セールの文字が目に入った。8月上旬頃に閉店とか。昔からあったよね。せっかく建物を建て替えたというのに、時代の趨勢は残酷だ…。昔から生活していく上で当たり前のようにあったものが無くなるのはとても寂しいものだ。今日はピアゴで買い物をしよう。
買い物を済ませた後、吉野町方面へ向かう。2017年3月に開店した『MEN-YA DAISUKE』という香味ラーメンをメインに据えたラーメン店が閉店し、居抜きで新しいラーメン店が開店したというので行ってみた。…業態変更かも知れないけど。今度の店は『濃厚豚骨ラーメンはなふさ』という。開店日はよくわからないがここ1,2週間の事だろう。開店予定の10分過ぎたあたりに店に到着。入口に券売機。L字型カウンター10席。ほとんど前の店と変わった印象は受けない。厨房には男の店員2人。前後客ゼロ。店内が異様に蒸し暑い。空調が壊れているのだろうか?提供された水はレモンが強めに入ったもの。客によっては受け付けないかも知れないなと思った。
濃厚豚骨ラーメン はなふさ 『濃厚豚骨ラーメン 醤油』 750円
醤油・塩・味噌・つけ麺とあったが筆頭の醤油を注文。しばらく待って登場。濃厚豚骨と聞いて我の頭に浮かぶのは博多系か家系か何だけどどちらとも違った。好みとかも聞かれなかった。まず麺だが中細ストレートでやや柔らかめ。中に粒粒が見える全粒粉を使用した麺だ。これが巨大チャーシューの下にスープ表面から顔を出した状態で丼に収まっていた。スープと麺の割合がおかしい事になっている。スープは油多めの豚骨醤油。濃厚豚骨と聞いて想像するドロドロのものではない。刻みネギが大量に入っているのでおのずとその食感が交じる。具はその大量のきざみねぎ、メンマ数本、スプラウト数本、半味玉、海苔3枚とこの値段にしては多い。さらに丼の2/3を覆っている巨大巻きバラチャーシューは脂身多め。とてもラオタ的な意見になってしまうが、個性を出そうとして色々とバランスがおかしいように感じた。特に麺とスープの割合。今後調整が入るのかも知れないけど、一度メニューを決めて提供し始めると、後から大幅に変えるというのは難しい。客によっては改悪と取られて足が遠のいてしまう事があるからだ。このチャーシューの大きさで維持出来るのか心配だ。ともあれスープは残したけど他は全て平らげて美味しくいただいたし、接客も良かったので他のメニューも試しに再訪したい。
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