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2020年5月30日 (土)

拝島凛々

我が大好きな乳酸菌飲料カルピスを作る過程で生み出される貴重なバター「カルピスバター」というものがあるそうだ。これをラーメンに使う店が拝島駅近くにある。『らーめん凛々(リリィ)』という小さな店だ。緊急事態宣言が出る前に行こうと計画をしていたのだが、ずっと行けず終いだった。

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中山駅に戻ったのは朝8時20分頃。青空が広がっているし、このまま家に戻るのは何だか勿体ない。朝の中山から上手く移動出来る店がないかと考えた結果、横浜線終着駅である八王子に出て八高線に乗り換え拝島に行って『らーめん凛々』に一番乗りしてやろう!という強引すぎる案が浮かんだ。久々ラオタモードになった我。横浜線に再び乗り込み八王子経由で拝島に到着したのは朝9時半過ぎ。拝島駅かー。我にとっては縁もゆかりも無い駅のはずだが、思い出はあるんだよ。我がものごころつくかつかないかの頃、母に連れられて北関東から祖父母のいる横浜まで遠路はるばる電車移動してきたのだが、母が電車を乗り間違えたと気がついた時に降りたのが拝島駅だった。全く見知らぬ景色と聞いたことない駅。おそらく自然と母の手を強く握っていたのだと思う。こうして「拝島」という駅名は我の中で強く記憶されてしまった。なのでその後しばらく、母がどこかへ出かける時に「何処行くの?拝島?」とふざけて言っていたものだ。そんな遠い日の事を思い出してしまった。

200530haijima02200530haijima03梅雨に入る前の年間で最も爽やかな時期。遠くにあるはずの奥多摩の山々が近くに感じる。そして新緑が眩しい玉川上水。目的店の開店予定まで1時間以上あるので玉川上水をゆっくり散策しようかなと思っていた。でも目的店は駅からほど近い場所にあったので一応位置を確認しておこうと立ち寄ってみたんだよ。そうしたらもう1人が待ち席に陣取っていた。そうなったらもう後に続くしかない。開店70分前に2人目として待合席に座った。ipodで好きな曲を聞く。背もたれのある単席だったので楽だし、前を流れる玉川上水から気持ちいい風は吹いてくるし、長い待ち時間でも快適だった。3人目の客が来たのは開店30分前。その後は4,5人バラバラとやって来た。そして開店予定を7分ほど前倒しで店員が「どうぞ」と促してきたので先客に続いて入店。まず設置してあったアルコールで手を洗浄。中に入るとやっぱり店内は狭い。一列のカウンター5席しかない。ただパステルカラーを多用していたり、雑貨が置いてあったり、漫画家のサインが直接カウンター上に描かれていたりと独特な空間になっている。店中央に番号入力式の券売機がある。厨房には男の店員2人。水はピッチャーからセルフ。

200530ririi00200530ririi01らーめん凛々 『凛々しい特製ボタン海老xカルピスバターまぜそば』 1100円

本日の限定がボタン海老を使ったカルピスバターまぜそばだったのでちょうどいいや。特製だと低温調理チャーシュー増し、肉団子、味玉が付くのか。せっかくだからこれを注文。24番を入力して食券購入。結構待たされた。というのはこの店一杯一杯丁寧につくるこだわりらしい。だから客席が5席だけなのか。麺は固めに茹でられたバツバツした歯ごたえのある細麺ストレート。具はきざみ玉ねぎ、水菜のきざみ、海苔1枚、肉団子1個、味玉丸1個、低温調理チャーシュー2枚。ボタン海老は具としてのるのではなく、タレにエキスを混ぜたのだろう。まぜそばなので混ぜ混ぜをしてから実食。あー確かにバターの感じが出ているねー。バターの味は口いっぱいに広がっているのに、口の中にベタベタまとわりつく感じが一切しない。これがカルピスバターの特製なのだろうか?海老も全面に出てくることはなく、じんわりと出汁のように感じる。美味いね。

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この店では日替わりの割りスープが付く。本日の割りスープは濃厚トマトだという。カルピスバターまぜそばが単体で美味かったので、なかなか割りスープ用として残す事が出来なかった。後客が替え玉頼んでいたのはその為だったか。一見客にはわからない。濃厚なトマトに牡丹海老の出汁ではっきりとイタリア料理っぽく変貌した。味変としてとても美味かった。でも我はカルピスバターの味をもっと楽しみたかったかな。それでもずっとおあづけを喰らっていたような形の店に訪問する事が出来て大満足だ。

駅に戻って八王子に出て横浜線で横浜に戻る。遠かったけど横浜線の始点駅から乗ったので座れて楽ちんだった。

 

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