既視醤油
金曜の夜。帰宅の前に六角橋へ寄り道。狙いは3日前の12月10日に開店したばかりの新店『紬(つむぎ)』。新店といっても『ハイパーファットン』定休日の店舗を借りて『こはく』の屋号で限定営業していたそうだ。場所は『ファットン』跡地。明らかに関係店だが二郎系の店ではないらしい。店前に待ちは無し。外観はほとんど変わってないけど内装は手を入れているね。入口脇に券売機。厨房には白い作務衣を着た男の店主と女店員の2人。内装は綺麗になったが構造は同じで一列9席のカウンター席。先客5人後客5人。店内はBGM無し。 紬 『醤油ラーメン+味玉』 900円
醤油・塩・煮干・つけ麺などボタンには書いてあったが、今日は醤油のみの提供らしい。味玉付きで頼んだ。開店3日目だからかまだまだ店主は慣れていない感じが伝わってくる。手際が良いとは言えない。出てきた一杯は既視感を感じる。麺は細麺ストレート。普通よりちょっと麺量多めかな。具はきざみネギ、白髭ネギ、三つ葉、海苔1枚、低温調理チャーシュー豚2枚と鶏ムネ肉1枚。各々厚みがあって良かった。トッピングの味玉は黄身しっとり。スープは鶏油を効かせた清湯醤油。やや醤油濃いめに感じたが所謂ネオ中華そばと言われる系統。なのでそれなりに美味しくて満足はしたよ。でも既視感が半端ない。『はやし田』とかのラーメンとの違いを我は明確に言えないよ。なんだろうなこの感覚。昔、開店した新店がどこも魚介豚骨系ばかりだった頃を思い出した。『蔦』、『やまぐち』、『飯田商店』といった今この世界のトップに君臨している店がいずれもこの系統だから、そこを目指す店主が多いという事だろうか?飲食店の中でも特にラーメン店というのは流行というものに影響されやすいジャンルだからなー。そこが個人的には好きな点でもあり嫌いな点でもある。
バスで横浜駅西口に移動し買い物をしてから家路についた。
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