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2019年8月30日 (金)

対馬季節

地麺巡りの次の我のマイブームは何になるのだろう?自分の事ながら予想がつかなかったが、やはり旅、しかも島旅なのだろうとようやく自覚し始めた。でも島旅というのは時間が十分取れた時にしか実行する事が出来ない。だから今回の夏休みも島旅に充てるつもりではいたのだが、どの島にしようか長い間決めかねていた。熟考した末に、今一部で話題になっている対馬が最適なのではないかと思い始めた。対馬観光業は今まで韓国人観光客頼りだったという。なにせ韓国釜山からは約50km、フェリーで70分程度、1万円以下で気軽に海外旅行が出来てしまう為に年間40万人以上の韓国人が対馬に訪れていたそうだ。それが今月から釜山からのフェリーの減便・運行停止が相次いで客が激減した為、地元の観光業は大打撃を受け苦境に陥ってしまっていると聞く。そんな対馬へ今自分が訪問することによって一助になればいいなという思いが我にある。それに国内旅行者からすれば快適な旅が望めるまたとないチャンスと捉える事も出来る。島旅・快適な旅・ほんの少しの人助け。今訪問することによってこの一石三鳥を狙える。また、この時期に対馬を旅行したというのも後々より記憶に残るものになるに違いない。更に近くの壱岐島への旅を加えれば二泊三日の旅は一粒で二度美味しい事になる。一石四鳥狙ってしまおうという欲張りな気持ちで8月初旬旅の計画を練り始めた。

調べてみてわかったのだが対馬の観光情報が少ないのだ。本屋に並んでいるあれだけの国内旅行ガイドブックにも対馬に関する内容はほとんどなく、あったとしてもおまけのようにかかれているだけ。小さな壱岐ですら詳しく書かれた本があるというのに何故?仕方なくGoogle Map上のコメントで情報を得たりしていた。何とか大筋の旅行計画は立案して8月半ばくらいには宿と飛行機、それから高速船の予約を済ませた。あとは出発の日を指折り数え待つばかりの日々を過ごした。

島旅にとって最大の懸念は当日の天候。出発の10日前くらいから常に対馬の天気予報をチェックし続けてた。そうしたら秋雨前線が長期間九州北部付近に居座り続けている為、該当する対馬・壱岐地方は大雨の日が続いていた。しかも50年に一度の豪雨だとテレビのニュースでその浸水被害が映像で伝えられる始末。出発日の2,3日前になっても天気予報は来週に渡って全て雨傘マークが点灯していた。旅への期待に文字通り水をさされた感じで少し暗くなった。でも出発前日になって突然晴れマークが点灯しはじめた。秋雨前線が少し南下した為だそうだ。夏休み初日である昨日から訪問していたら大雨でアウトだったはず。出発日をあえて今日にしておいた偶然と幸運。これは何かの奇跡としか思えない。

そして出発の日の朝を迎えた。昨夜整えた荷物を背負い朝5時過ぎに家を出る。途中空に虹が見えた。太陽が昇ると共にその虹が長く伸びていく。今日は平日で出勤の時では気がつかなかったかもしれないし、発見したとしてもこんなにテンションは上がらなかっただろう。これはこの旅、幸先がイイぞ!と嬉しくなった。

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羽田7時25分発の飛行機に乗り福岡空港へ。福岡でトランジットし対馬へ向かう飛行機に乗り込む。小さなプロペラ機だ。

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朝10時半には対馬空港に到着出来た。羽田から約3時間で到着出来るとは離島にしてはアクセスが良いではないか。旅を計画する前は、「国境の島」というイメージから非常にアクセスが悪いんだろうなと思い込んでいたが、首都圏からも行きやすいよ対馬島。対馬空港の上空には夏の青空が広がっていた。

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