横浜丿貫
今や横浜を代表する有名行列店になった煮干しラーメン店『丿貫』。我が知ったのは馬車道で居酒屋で昼間間借り営業していた時だ。当時はまだ今のように煮干しラーメンが流行になっていなかったのに、王子の『伊藤』を彷彿させる一杯を提供していた。その後野毛に移転し間借り営業を続けている時あたりから有名行列店へ。並行して松山や大阪にも出店しつつ、3年前の2016年2月ようやく本店を構えた。そして1年後には弘明寺に2号店、鳥取米子に3号店を開店と支店展開を加速した。そして今日、横浜駅東口に新設されたアソビルに4号店を開店する。屋号はシンプルに『煮干蕎麦』となっている。
今日は朝からよい天気で、連休明けから初めての休日。洗濯物等の作業を済ませ、10時前に家を出る。この時は今日どこへ行こうかなと目的もない出発だったが、スマホを見ている間に「今日はアソビルで丿貫の店が開くのかー」と知り「では行ってみようか」と思った程度だった。なので店に到着したのは10時40分頃。そうしたらもう大行列だよ。ビル裏に行列スペースまで設置され、その壁のどんつきまで並んでいたよ。店内に入れたのは結局12時50分くらい?2時間以上並んだのは久々だったなー。この店は和え玉というものがあるので客はほぼ全員2杯分の食事時間となるので客の回転が異常に遅いんだよ。それは覚悟の上とはいえキツかった。今日は良い天気で直射日光が当たると暑くてたまらない。
ようやく中に入れた。厨房には男の店員3人ともう1人後から来た。一番若い店員が一番客への気配りが出来ていた。厨房前に一列のカウンター席が6席と5席。11席しかなければこれほど待つはずだよ。本日のお品書きを見て口頭で注文。
煮干蕎麦 『煮干蕎麦~金目鯛合わせ~』 800円
今日はこのラーメン1種のみ。行列対策もあるだろうが自信の一杯で勝負みたいのは良い。かなりかために茹でられたストレート細麺。もうちょっと柔らかくてもいいかなとすら思ったくらいだけど許容範囲内。具は玉ネギの角切りとレアチャーシュー2枚のみ。かつて灰汁を名乗っていたくらいに濃い色をしたスープはしょっぱくて結構ギンギンに煮干しを効かせている。見た目の上品さとは裏腹にジャンク感さえ漂ってくる。美味かった。
+『蒜山ジャージーバターのニボ玉(ニンニク入)』 400円=1200円
食べ終わる頃に和え玉コール。ニンニクの有無は確認された。しかしそれがなかなか到着しない。それはこれだけ来客があるから仕方ないかと待っていたら明らかに我の後に注文した客に先に提供された。順番飛ばしだ。開店当日だとはいえ2時間以上待ってこの仕打ちはないだろう。実はこれ本店でもやられたんだよ。あんまり相性よくないかなとは思っていたけどさ。でもその我の表情を察知してほぼ一人で調理していた店員は、注文を確認し順番飛ばしを確認、謝罪と「すぐ作りますので」と言ってフォローしてくれた。これは流石と思ったね。さて出てきた一杯はストレート細麺。具は玉ネギの角切りと煮干しペーストと生ニンニクと、中央にジャージーバターの玉。これを麺で覆い溶かした後に混ぜる。甘さと煮干しの苦さが絡まりなかなかいいね。満足の食事。我のように食べるのが早いであろう人間でも約30分の時間を要した。今日は開店日だからとはいえ、時間に余裕がないと訪問は厳しい店だというのは変わらない。今日我は特に予定がないので買い物をしてから帰路についた。
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