改元前夜
今日で「平成」は終わりを告げ、明日から「令和」となる。まさか自分が昭和・平成・令和と三つの時代を生きる事になるとはあまり想像していなかった。そんな実感の無いまま平成最後の日を迎えている。思い返せば昭和では日本は右肩上がりで景気良く、平成は戦争こそなかったものの、バブル崩壊に伴う不景気、多くの震災に見舞われた。個人的にも何度か転職をせざるを得ない状況になったり、母親の闘病を見て亡くしたりとあまり良い時期ではなかったような印象が強いなあ。
そして明日から始まる「令和」の時代。最初聞いた時は違和感を感じたが、何故かその日の内にしっくりとしてきたという不思議な元号。今回の生前退位と譲位というのは良いと思う。昭和の大喪の礼を経験した際は国自体がお葬式の雰囲気になって、新たな時代の幕開けというより、ひとつの時代が終わってしまったという感情の方が上回ってしまった。それが今回、まるで元旦のように新時代の幕開けという印象が強まった。生前退位というのは至極自然の事のように個人的には感じた。限定的ではなくこれからも継続すべきだと考える。
我は一昨年末のトランプ米大統領就任からはっきりと「乱世」の時代に突入したように感じている。いつの時代も先の見えない時代と言われる事だが、これからこそ本当に何が起こってもおかしくないような時代に入っている。この時代を迎える為に平成という変化の時代をこの国が必要としていたように思う。
そして我個人の方だが、24日の深夜突然鼻の奥の腫れを感じて以来、鼻孔のつまり、喉の痰が止まらない。熱や寒気などはないものの、呼吸器系が調子悪いとだるさも出てくる。残念なゴールデンウィークのスタートになってしまった。令和初日に旅行を計画していたので、これ以上悪化させないようになるべく休養に充てていた。鼻喉以外は悪化はなく少しづつ持ち直していたので外出して外食もしていたのだが、鼻がつまっていると匂いも感じる事が困難な為、ありきたりの店に入って済ませていたのでブログの更新はしなかった。そんな調子だったので、自分の体調と、旅の準備と当日の天候が最大の関心事で、改元の事は二の次だったというのが正直なところだった。
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