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2018年11月22日 (木)

平戸菜麺

今旅最初の目的地、平戸桟橋バスターミナルに到着したのは14時過ぎ。バスから降りて脇目も振らず真っ直ぐに向かったのはターミナル対面にある創業70年以上と言われる老舗食堂『もりとう食堂』だ。もちろん今日の最重要課題、平戸ちゃんぽんを食べる為に。この店は不定休となっており、今日は連休前の平日、しかも到着出来るのは午後2時という半端な時間帯。暖簾が降ろされていたらどうしようかとバスの車中気が気でなかった。だからこの店の暖簾を見た時は小さいガッツポーズをしてしまったよ。早速入店。歴史を感じる古びた食堂然とした素朴な店内。入店時先客5人?と思ったけど、中央に座って食事をしていた割烹着を来たおばちゃん2人は店員のよう。賄い食事中だったようだ。この時間だからね。いそいそと厨房に戻ってくれた。お冷を持ってきてくれた時に口頭で注文。4人がけテーブル席5卓と座敷に4人卓3つ…くらいだったと思う。先客3人後客5人。観光客も数人いたが今日は平日。作業着姿の地元の人達が普通にカツ丼とか頼んでいた。

181122moritousyokudou00 181122moritousyokudou01 もりとう食堂 『平戸ちゃんぽん』 700円

この店は「マツコの知らない世界」のちゃんぽんの世界の回でも紹介されていた。我もあの番組に刺激されて、なかなか実現しようとしなかったこの長崎の旅を決めたようなもんだからなー。で、その番組内で紹介されていた「平戸あごちゃんぽん」とどちらにしようか悩んだのだが、やはり基本を抑えておく事が大事で後悔する確率は少ないと判断。基本の平戸ちゃんぽんを注文。賄い食事中からだから時間かかるかなと思ったらすぐ提供された。とうとう念願の平戸ちゃんぽんとの対面に感慨もひとしおだ。麺は丸い太麺ストレートの自家製ちゃんぽん麺。唐灰汁(とうあく)と呼ばれる長崎独特のかんすいを使っているそうだ。モチモチでツルンとした食感。具は刻みネギ、もやし、キャベツ、玉ねぎ、にんじんといった炒め野菜類、豚肉、小エビ、細切りのきくらげ、かまぼこやナルトといった数種の練り物も入っている。スープは褐色を帯びた色をしている。これは野菜と鶏ガラ100%から摂ったスープだそうだ。じんわりと旨味が伝わってくるいい出汁。我は今まで何故ちゃんぽんよりラーメンに惹かれてしまうのかと考えた事がある。具だくさんでボリュームもあって麺も太麺で我好みで美味しいんだけど何故かラーメンほど惹かれないんだよ。それはスープがやや面白みに欠けるのが原因ではないのかな?と推測していた。ところがこの平戸ちゃんぽん、スープも美味い。ラーメン好きなら長崎ちゃんぽんより平戸ちゃんぽんの方が美味いと感じるのではないか?そんな味だった。初めて食べた平戸ちゃんぽんは満足の味。明らかに長崎ちゃんぽんと違う事が嬉しかった。苦難を乗り越えて遠路遥々来た甲斐があったというものだ。舌代を払って「ごちそうさま」と言って店を出た。

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