長崎夜景
長崎駅前に到着したのは午後7時過ぎ。ここまで来てしまえば当初の計画とかはどうでもいい。佐世保で今夜宿泊予定のホテルにチェックインが遅れる旨の連絡は入れてあるし。ここから直接稲佐山展望台に行ってしまおう。長崎に宿泊したら夜の醍醐味は、そこから見える1000万ドルと評される素晴らしい夜景だ。駅前バスターミナルでロープウエイ乗り場行きのバスが出るバス停を苦労して見つけた。その時刻表を見て驚いた。そこへ行くバスが1時間に2,3本しか書かれていない。たまたま10分後くらいに来たからいいけどさ。8分くらいバスに揺られてロープウエイ乗り場近くに到着。ぐるっと回り込む坂道を登るとロープウェイ乗り場があった。神社に併設されている形だったので少し驚いた。平日とはいえロープウェイはすし詰め満員。5分ほどで稲佐岳駅に到着。そこから3分ほど歩いて山頂展望台に到着。螺旋式階段をガンガンに登り展望台のてっぺんへ。空には直視できないくらいに輝く満月。雲ひとつ無い夜空。心地よい夜風。もっとも我以外の人は寒がっていたけど。そして眼下にはまるで天の川のような見事な長崎の夜景が広がっていた。
頬に夜風を感じながら美しい長崎の夜景を見下ろしている。本当に長崎に来れたんだ。しばらくその夜景を目に焼きつけた後目を閉じ、自然と手を合わせ感謝の祈りを捧げたくなった。京急バスの係員、西肥バスの窓口のおばちゃん、そして他界した母に。
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