地麺基地
空はどんよりと雲が立ち込め雨が降ったりやんだりのはっきりしない土曜日。急な所用が入り朝から出かける羽目になった。その帰り、本日の目的店に選んだ『niるい斗』へ。ラーメンコンサルタント渡辺樹庵氏プロデュースの店で、「大分佐伯ラーメン」と「新潟(長岡)生姜醤油ラーメン」という首都圏では珍しいご当地ラーメンを提供する店だ。開店は2016年7月17日。「ラーメンおたく」というより「ご当地ラーメンマニア」な我は、その直後の2016年7月24日に初訪問して両方を頼んで連食している。なのでその後も機会があれば再訪したいなと思っていた。そうしたらこの店が今月に入り新メニューを追加したというので再訪を試みたわけだ。そのメニューというのが「(新潟燕三条)背脂煮干し」、「(新潟)上越味噌」、「つけそば」だ。そう言えば渡辺樹庵氏はラーメン評論家の石神秀行氏と池袋にご当地ラーメンの期間限定店を出店していた。その経験がフィードバックされているのかな?かなり新潟寄りになっているが、これほどの多様なご当地ラーメンが同じ店で食べられるなんて嬉しい限り。しかも渡辺樹庵プロデュースなので下手な真似っ子ラーメンを食べさられる事もないだろう。まるで地麺基地のような店になってきた。
店に到着出来たのは開店30分も過ぎた頃だったかな?店前に3人待っていた。聞くと食券を買ってから並ぶそうなのでそのとおりにした。その間店員が食券を取りに来て好みを聞かれた。5分ほどの待ちで店内に案内された。厨房には太った店主と、バイトらしい若い男の店員1人と若い女の店員2人。後客は数名いて店外に待っていた。
niるい斗
『背脂煮干し(麺かため・味濃いめ)』 700円+『味付玉子』 100円=800円
今回は新潟燕三条ラーメンと思われる「背脂煮干し」を味玉付きで注文。麺は幅広で縮れの強い平打太麺。具は我の好きなきざみ玉葱、平打メンマと小さめのチャーシュー2枚、トッピングの味玉は黄身トロリ。表面が背脂に覆われた煮干し風味がビシッと効いた醤油ラーメン。本場と比較するとどうかと聞かれたら、やっぱり凶暴さを感じるほどの豪快さは影を潜め、バランス重視のおとなしい感じになってしまったのは否めない。でも味自体は良く、我の好きな燕三条ラーメンが横浜でも食べられるようになったのが嬉しい。もうひとつの新メニュー「上越味噌」を食べに、近い内三度の訪問をせねばなるまい。
地下鉄上永谷駅まで歩き駅前のイトーヨーカドーで買い物をしてから地下鉄に乗った。
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