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2018年5月 4日 (金)

凪黄金街

180504sora00 今日も快晴のGW。これは流石に勿体無い気がする。なので今日は思い切って都内に出てみることにした。昔は月2回も地方遠征行っていた事もある自分がこんな心境になるとは…。それはさておき、目的店選びだが、まずわざわざ足を運ぶだけの実力がある店にしたい。なので新店は除外、それでいて臨休の罠にはかからないように選ぶ事になった。選んだのは『すごい煮干ラーメン 凪』。何度か店を訪問しているのでそのレベルの高さは判っているのだが、新宿ゴールデン街にある本店には未訪問だったのがちょっと心残りではあったのだ。この店は年中無休で24時間営業というのでまず安心だろう。元町・中華街駅から始発で乗れば座れて新宿三丁目駅まで乗換なしだから楽だし。そんな怠惰な選択理由で目的店は決定した。

家を出たのは朝10時頃。新宿三丁目駅に到着したのは11時過ぎくらい。迷路のような駅の地下道を含め徒歩8分ほどで目的店に到着。2004年にこの地で創業したという。国内に10店舗以上、海外にも数店舗展開する『凪』グループの本店にしてはあまりにも小さく狭くみすぼらしい店舗だ。しかも入口から狭く急な階段を上がった2階にあるのだ。そしてその階段にすぐ上がれるわけもなく。店舗の脇の細い路地に外国人も含めた10人くらいの行列が生じていた。年中無休で24時間営業なのにこの行列は凄い。そして面白いのは2階の店舗から音声管を通じて「先頭の1名様、2階にお上がり下さい」とか指示が出ること。無線じゃなく筒だ。我にその指示が来たのは結局30分弱待った頃だった。危険な急階段をあがり中を見渡すと、外装と同じくゴールデン街の歴史を感じさせるような狭狭の空間。戸惑っていると「まずは券売機で食券をお買い求め下さい。後ろにあります。」と言われた。小さな券売機が設置されていた。厨房に男の店員3人。客席はカウンター9席のみ。我は窓際に案内された。

180504nagi00 180504nagi01 すごい煮干ラーメン凪  新宿ゴールデン街 本館

『すごい煮干ラーメン ゴールデン(麺かため)』 1400円


本店ならでは、かどうかは知らないけどゴールデンの名前を冠したメニューが気になり高いけど注文してみた。チャーシューがゴールデンポークというトロトロチャーシューに変わっただけらしいけど。麺大盛りまで無料だけど並にしておいた。あとは麺かため以外はレギュラー注文。黄色い中太手もみ縮れ麺。そして雲呑の皮のような3枚のいったん麺。具は乱切り薬味ネギ、メンマ数本、巨大な1枚海苔。そして黄身しっとりの味玉とトロトロチャーシューが1枚。そこに辛銀だれが少量かかっている。そしてスープは名前負けしていない、煮干しギンギンのスープ。美味いのは勿論なのだが、どちらかというと凄いが勝っている一杯。我がご当地ラーメンを食べ歩いていたからかも知れないけど、煮干しラーメンと言えば青森か秋田角館の系統が発祥なので、そこからインスパイアされて作ったのだろうと思う。それら元祖はどこか日本蕎麦に通じる上品さを感じられるものなのだが、この『凪』の一杯は麺もブリブリで煮干しもギンギンで、過剰に、過剰にと魔改造されているので上品さのかけらもない。でもこのジャンクさこそがラーメンという食べ物の本質であり、そこを見抜いてこの一杯を完成させた店主を尊敬してしまう。…などとラーメン評論家みたいな事を書いてしまった。スープがギンギン過ぎて飲み干せなかったけど大満足して店を出る事が出来た。

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