鎌倉家訪
『ラー麺 鎌倉家』。青葉区奈良町という、、最寄りは田園都市線こともの国線の終着駅であるこどもの国駅からでも1km以上ある、車で行く以外ではなかなか困難な辺鄙な場所にポツンとあるラーメン店だ。以前は小田急町田駅周辺にあり、我は2014年4月4日に一度訪問している。でも元々はこの辺りで営業していて出戻ったという形だ。当時は撮影禁止の店と聞いていたので敬遠していたんだよな。でも今回はそういう事はしていないみたいなので訪問してみる気になった。しかし5月2日の連休中日、会社帰りに訪問を試みたものの思いっきり臨時休業(昼のみ営業)を食らって物凄い無駄足を踏んでしまった。この悔いは早めに晴らせてもらおうと今夜リベンジに向かった。今回も住宅街を歩いて歩いてやっとの事で辿り着いた。無事営業していたのを見た時は安堵した。リベンジ達成だ。町田にあった頃の店舗を思い出させるような手作り感溢れる木彫りの看板。あの時の店舗はかなり狭かったが、今回は広々としており、この周りの風景に溶け込んでいる感じはある。店はガラス戸で中は丸見え。先客はいないらしく店主は客席でテレビを見ていた。早速入店。店主1人だけで営業しているらしく厨房に戻っていた。客席は向かい合わせのカウンター5席と4人がけテーブル席2卓。口頭で注文。後客2人。料金は後払い。
ラー麺 鎌倉家 『鎌倉ラーメン』 700円
屋号を冠した基本メニューを注文。麺はかために茹でられたブリブリの黄色い中太縮れ麺。我の好きなタイプの麺だ。具は多めの薬味ネギ、平メンマ数本、海苔1枚、肉厚で大きめのチャーシュー1枚。魚介系の出汁と醤油の味が結構ハッキリした味の輪郭をもった、それでいていい塩梅のスープ。あっさりというより、労働の後に美味く感じる塩味強めの味わいだ。そしてこの店では持ち帰りも売っているほどの自信のあるチャーシュー。確かに噛んだ時に肉の繊維と旨味を感じる野趣のあるいい味わい。どことなく小田原ラーメンに通じるものがあるように感じた。長距離歩いて辿り着いた甲斐があったと感じる事が出来た。満足の一杯だ。
+『チャシュウ-まぶしめし』 150円=850円
黒板に書いてあったサイドメニューを注文。何だよ「チャシュウー」って。名前はおかしかったが、チャーシューのきざみがふんだんにご飯の中に混ぜられた、脂の甘さが際立つ、コストパフォーマンの高い満足の一杯だった。胡麻油に頼っていないところが逆に高評価だ。
立地的なハードルが高いので再訪は困難だが良い晩飯にありつけて満足の退店となった。
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