不甘下松
山口県の地ラーメン、下松牛骨ラーメンの店が都内に開店したというので行ってみる事にした。こんなマイナーな地ラーメンまでもが都内進出するなんて何でもありだなーと思う。『スパイスボックス』から歩いて3分くらいで店に到着。『下松ラーメン五つ星』。4月24日開店。下松市に隣接する周南市の企業が経営しているそうだ。ちょうど正午くらいに到着。店前に待ち無し。早速入店。白を貴重にした清潔感がある内外装。入口脇に券売機。奥に厨房。男の店員1人と女の店員2人。両側の壁がカウンター席になっている。9席と5席。2人がけテーブル席が1卓だけある。先客5人後客3人。前客にラーメン官僚という人が混じっていた。
下松ラーメン 五つ星 『ラーメン(並)』 680円
筆頭基本メニューを注文。見た目は下松ラーメンの筆頭『紅蘭』の一杯によく似る。麺は中太ストレート。具は青ネギの小分け切りともやし、スライスされた柔らかな豚肉チャーシューが4枚くらい。スープは牛だけではなく鶏も使っているのかなー。やや乳化している。味は程よくしょっぱめでなかなか美味しい。但し!味は本場のものとは大きく異なっている。最大の特徴である牛骨感が乏しい。あのすき焼きを食べる時感じるような甘さが感じられない!かなり東京進出に合わせて変更してしまっている。どちらかというと広島ラーメンに近い感じさえする。ここまで変えるならわざわざ下松ラーメンの名前を使わなくてもいいのでは?とさえ疑問に思う。でもこれは「ご当地ラーメンはご当地に行かなくては味わえない」という我の経験則がまだ活きているという事の証明にもなった。ラーメンとしては美味しかったので食後は別に満足だったけど、ちょっと残念だったという気持ちを抱えて退店した。
その後秋葉原まで歩いて京浜東北線で横浜まで戻った。
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