弟分笑歩
昨夜降った雨は予報では今日午前中まで降るという予報だったのだが、朝雨戸を開けると降っていない。雲が流れている感じ。今日は引き篭もっていようかなと思っていたのだが外出してみるか。連休なので…って事もないが再訪シリーズはひと休みして久々新店に行ってみるか。綱島の外れの住宅街の中にポツンとあった『もりの中華そば』が閉店して久しいが、その跡地に今月1日新店が出来たというので足を運んでみた。『中華そば 笑歩(えふ)』。店主は荏原中延にある名店『多賀野』で修行していたという。つまり『もりの中華そば』店主の弟弟子にあたるのだそうだ。店に到着したのは開店予定の10分前くらい。既に10人くらいの行列が出来ていた。開店時間には我の後ろには15人以上の長蛇の列が生じていた。小さい店なのでこれは待たされるなと思っていたら、想定より長く待たされ入店出来たのは正午過ぎ。約40分も待たされた。代表者1人だけで後から割り込むのは日本人としてどうなの?と思う。入口脇に券売機。厨房には男の店主とおばさん店員の2人。L字型カウンター8席。店内は清潔感があるね。
中華そば 笑歩 『特製中華そば』 1000円
基本の中華そばを注文するつもりだったが、味玉も付けたいなと思った。でも100円プラスで味玉入りの特製になるので結局そちらを注文。麺は自家製全粒粉入りの中太ストレート麺。具は大きめの薬味ネギ、メンマ数本、海苔3枚。部位の違う2種のチャーシューが各2枚づつ。向かいの肉屋に、そして味玉丸1個。味玉は黄身トロリ。スープは煮干しが香る魚介醤油。背脂もわずか入っている。同じ『多賀野』出身の『時雨』は味が淡い感じなので、こちらもそうかなと心配したけど、そんな事は無かった。なかなか美味しい。だからって満足したとは正直言えない。ラオタ丸出しで嫌な言い方になってしまうが、麺が我の好みとは違った。弾力があり過ぎるのか、このスープとは合っていないと感じた。更にこの中華そばに海苔は3枚要らない。持て余した。でも味玉は美味かった。
我が店を出ると長蛇の列が変わらず伸びていた。それでもすぐ近くの『麺や空月』に列を抜けて入る客は見なかった。綱島の外れのこんな住宅街にいかにもラオタが好みそうな隠れ家的な店がほぼ向かい合わせにあるというのが奇妙だね。
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