再横浜家
横浜駅西口周辺に数店舗展開する『横浜家』。オリエンタル産業という会社が経営している。その屋号と立地から、地方の人はこれが「横浜家系ラーメン」と勘違いして肩を落として帰っているのでは、と心配になってしまうほど我はあまり好きになれない店。これで味が確かならばまだ納得出来るんだけど、2006年10月22日に訪問したのが最後でその後選択の対象からさえ外していた。他のラーメンブログでもあまり語られる事が少ないので、ラオタ界隈では似たような印象を受けている人も多いのではと推測している。でもよく考えたら20年以上、競争の激しいこの立地で営業を続けているという実績を前にしては、我が何を言っても無力だ。そう思っているからこんな書き方をしまっている。このところ続けている十年越しの再訪シリーズの中でこの店も再訪の対象にしなくてはならないと思った。確か狸小路にあった本店格の店は業態変更されたけど、家系総本山『吉村家』と交差点を挟んで対面にある岡野町店に訪問を試みた。創業1997年10月4日。家系総本山と真っ向勝負を10年以上続けていた…というより『横浜家』開店のずっと後になって『吉村家』が新杉田から移転してきたんだけどね。到着したのは12時半ぐらいだったかな。何と店外に3人くらい待ってるんだよ。まさかこの店で待つことになろうとは…。と思ったら入口近くの食券機で渋滞が出来ていただけみたい。早速入店。厨房には男の店員2人と女の店員1人。厨房周りにL字型カウンター9席、2人がけテーブル席2卓と8人がけテーブル席1卓。客席は常に8割ぐらい埋まっていた。ラオタ族ではない一般客に評価されている。これは事実のようだ。
ラーメン 横浜家 岡野町店
『ラーメン(麺かため・油多め)』 650円+『ネギ・チャーシュー飯』 100円=750円
この店の看板メニューは角煮ラーメンなので当初それを注文するつもりだったが、ネギチャーシュー飯付きセットの方が魅力的で200円安かったのでこちらを注文した。久々に見たけどやっぱり家系と似て非なる一杯。麺は平打ち中太ストレート。具はほうれん草と細切りきくらげ数本、海苔3枚、チャーシュー1枚。スープは豚骨醤油だけど鶏油感がほぼ感じられない。我の苦手な甘口豚骨醤油。鶏油と背脂をブレンドしているらしい。どおりで…。
サイドメニューのネギ・チャーシュー飯は胡麻油の味わいがある。ネギと肉のバランスも意外と良い。コスパはいい感じ。なので思っていたより不満が残る事は無かった。普通の人達にとっては入りやすくて安くってボリュームがあれば満足するのだろう。そういう意味で客入りの良さには納得する事は出来た。
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