竹末東京
『菜苑』を退店したが不満が残った。空は雲ひとつない快晴の状態。こんな所にも滅多に来ないので、ついでにラーメン店を探す気になった。するとここから川沿いにスカイツリー方面へ北上したところに食べログ百名店に選ばれた店があるというので行ってみる事にした。『竹末東京プレミアム』という店だ。栃木で勢力をもつラーメングループの東京進出店とか。店に到着するとその前に6人ほどの行列。ちょうど昼時の訪問だったので仕方ないかと思っていたら全然列が進まない。40分待ってようやく入店出来るかと思ったら店内でも6人待っていた。厨房前に一列のカウンター4席が2つ並んでいる。客席が8席しかないとかそりゃ回転悪いよな。その後ろにL字型の長椅子と丸テーブルが1卓あり、卓上には栃木のラーメン雑誌が置かれていた。そこでまた待たされることになる。先に食券を買うよう促されて店入口にある券売機で食券を購入。厨房には店主と思しき男と、きれいめの女店員2人。店主はやたら客に話しかけ、その為客が話し好きだと止まらないので更に回転が遅いのだ。結局並び始めて50分でようやく着席出来た。江戸切子のグラスで水が提供された。
竹末東京プレミアム 『醤油そば』 800円
筆頭基本と思しきメニューを注文。卓上に寿司のように各種肉が並べられ、盛り付ける過程で店主の説明が入る。東京っぽい、洒落た一杯が出来上がった。麺はかために茹でられたストレート細麺。スープに比べて麺量が多い。具は薬味ネギ、紫玉ネギのみじん切り、青梗菜、メンマ4本。そして低温調理された豚モモ肉、牛モモ肉、牛バラ肉の3種のチャーシュー。チャーシューというよりレア感が強いので肉の刺し身みたいだ。柔らかいが噛み切れない。スープは上品な味わいでほどよい醤油味を感じさせるものだった。東京らしい洗練された一杯だったけど、あんまり居心地のいい感じの店ではない。店主が話好きな店は苦手なんだよ。それにこれほど待ってありつけるほどの一杯ではないというのが正直な感想。3種の肉は面白かったけどね。
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