鶏一鶏冠
神奈川新町から子安にかけての第一京浜沿いのラーメン店が軒を連ねる場所に『鶏一』と名乗る場末感漂う店があった。ラーメン屋というよりどちらかと言うと定食屋のような感じの店で、個性的な店主がいる店として知られていた。我は約2年前、近くにあった『桜花』という店の閉店を惜しんでの訪問の帰り連食で立ち寄った事がある(『鶏一豚肉』参照)。その店もいつの間にか閉店し跡地に新店が開店したというので、雨が降りしきる金曜の夜に立ち寄ってみる事にした。
到着は夜7時前。薄汚れていた黄色とオレンジ色の『鶏一』の文字は黒地に白文字で『鶏冠TOSAKA』と書かれたものに変えられていた。営業中の立て札はあったが店内に先客はいないようだ。早速入店。内装も手を入れられ黒いL字型カウンター8席。厨房には銀髪の初老店員と中年男の店員の2人。前後客ゼロ。口頭で注文。料金後払い。
鶏がら白湯そば 鶏冠 『鶏塩白湯そば』 750円
筆頭基本メニューを注文。ラーメンはこの一種のみでトッピング対応。サイドメニューやアルコールは豊富にあるようだ。麺は中細縮れ麺。具は白髭ネギと岩海苔、茹で卵半個。鶏チャーシュー2枚。スープは透明度が高く白湯という感じではない。鶏出汁というよりどちらかと言うと塩スープ寄り。表面には胡麻がたくさん浮かんでいるし。サッパリしたラーメンで飲んだ後に合いそうな一杯だった。
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