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2017年7月 1日 (土)

練場一恩

通町の『味のほうさく』は横浜を代表する塩ラーメンの名店だったが先日その長い歴史に幕を閉じてしまった。昨年4月、母の49日の法要の後に立ち寄ったのが最後の訪問だったか。歳をとったおばあちゃんが一人厨房と客席で忙しく立ち振る舞っていたのが思い出された。その跡地に先月22日新店ラーメン店が開店したというので、『弘明寺丿貫』を出たその足で歩いて店に向かった。屋号は『麺屋一恩』。不安定な営業の末いつの間にか閉店した『麺屋一族』と似た屋号だが関係はないだろう。ラーメンと書かれた幟が立っていた。営業しているらしい。早速入店。中は『味のほうさく』時代と変わらない居抜き営業。店内隅に券売機。厨房には年配じいさんと熟年夫婦と思しき男女2人。一列のカウンター7席と4人がけテーブル席が3卓。先客2人後客ゼロ。食券をおばちゃん店員に渡した時「麺かためで」と言ったのだが返事がなく微笑むばかり。厨房の年老いたおじさん店員が「何かお好みは?」と聞かれたのでまた麺かためを注文。どうも熟年男女2人の店員は日本語もままならない中国人夫婦っぽい。年配じいさん店員が教育中であることが伺えた。お茶と水がタンクに入っていセルフで注げるのだが冷たいお茶が美味かった。

170701menyaichion00 170701menyaichion01 麺屋一恩 『ラーメン(麺かため)』 650円

基本筆頭メニューを注文。他に海老ラーメンとかがあったが券売機には☓ボタン。油そばとかはあったけど。出てきたラーメンはやっぱり家系だった。大陸系の雑な感じかと警戒したが、何か懐かしいクラシックスタイルの家系だ。食べていると先客と日本人らしい年配じいさん店員の話が聞こえてきた。驚く事にその年配じいさん店員は、以前この近くで営業していた家系ラーメン店『かまくら家』店主で、熟年中国人2人にラーメン店の実地訓練をしているのだとか。その訓練の為だけに中国人オーナーこの店舗を買い取ったらしい。そして更に驚く事に中国人オーナーは明日帰国するのでこの店は今日で閉店するそうだ。流石中国人、やることが日本人の計画性とは相容れないせっかちの極地。それは良いとして訓練期間短いな。これで日本で修行したと大々的に宣伝して日式ラーメン店開店か。それは別に我とは関係ないからいいけど。我としては今日訪問しておいて良かった。貴重な新店訪問となった。

その後バスで横浜橋まで移動し買い物をして徒歩で帰宅した。家に到着する直前あたりで小雨が降ってきた。

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