弘明丿貫
ブログにありがちな書き出しになってしまうが、「今年ももう半分終わってしまったか…」と後悔とも虚しさとも取れる心持ちになってしまった7月の初日。でも今日は休める幸せ。空はどんよりと曇って陽光も弱く、雨が降っていないだけという感じの土曜日の朝。ゴミ出しした後二度寝をしたらもう10時前になっていた。慌てて家を出る。今日の目的は先日訪問した大行列店『丿貫』の支店『弘明寺丿貫』。場所は地下鉄弘明寺駅近くだ。到着したのは開店予定20分前だったが、既に30人を超えるであろう大行列が出来ていた。黒一色のお洒落な店舗を回り込んで裏手のマンションの角近くまで延びる大行列。道行く近所の人達も何事かと興味津々の様子だ。人気店の支店だからある程度覚悟してたけど、入店出来たのは正午過ぎだから並び始めてから入店するのに久々に80分待ちだった。厨房には本店店主含め男の店員3人と女の店員1人。店内は黒と白。L字型カウンター9席。口頭で注文。料金後払い。
『煮干蕎麦』 850円
本日のお品書きのメインには「煮干蕎麦」「浅蜊潮蕎麦」「オマール海老蕎麦」。この店の潮は食べたことないなーと当初「浅蜊潮蕎麦」を狙っていたが、よく考えると今日は開店初日。スタッフも新店舗でルーチンも模索しながらだろう。そんないらぬ心配をして筆頭基本メニューの「煮干蕎麦」にしておいた。あまり待つことなく提供された。本日のスープはあご出汁ベースだそう。先日本店で食した「特選あごそば」と比べ苦味は抑えめで旨味が強くでている。シャクシャクとした食感が嬉しい玉ネギと肉の旨味を感じるレアチャーシュー2枚。ああ、やっぱりこの店では基本の煮干しが一番美味いと感じる。
+『四川式カレーの和え玉(ニンニク入)』 300円=1150円
先日本店を訪問した際、他の客のほとんどが食後に「和え玉」なるものを注文していた。お品書きには油そばのようなものと説明があった。我は連食体質なので通常サイドメニューは頼まないのだが、これだけ長時間待たされたら他のも頼もうという気持ちになる。なので今回注文してみた。本日の和え玉「黒酢」と「四川式カレー」の2種。今日はカレーの代わりとして「四川式カレー」を注文。「煮干蕎麦」をほぼ完食後に店主自ら提供してくれた。ニンニクの有無を聞かれた。300円という値段から少量の麺かと思ったら、ほぼもう一杯分のラーメンといった感じのボリューム。丼も同じだし。玉ネギと鰹節のようなものと辛味玉、ニンニクが入っている。和え玉というくらいだから一気に混ぜ混ぜ。最初に花椒が強い四川の味わいが来て、それからカレーの味わい、その後にラー油の油っぽさを感じた。凄いなーこれ。このかために茹でられた細麺はラーメンでも我の好みなのだが、こういった油そば的な使い方でも美味いんだなーという新鮮な驚きを感じた。長時間並んだけど満腹で大満足で料金を支払い退店した。店前の行列は15人くらいに短くなっていた。落ち着いてきたら本店より利用する事になるかも知れないな。
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