迷冷味噌
海の日。祭日。今年は貴重な3連休の最終日。とは言え今日も危険なくらい蒸し暑い日本の夏日。電車に乗らないで行ける範囲の近場での行動に留めよう。となると行くべき店は前から再訪問を狙っていた『拉麺大公』だ。今年4月、移転開店直後に訪問した時のあまりの行列に驚きしばらく様子を伺っていたのだ。今日は開店5分くらい前に到着した。5人待ちの状態。定刻に暖簾が出され入店。あらっ?店舗両サイドのカウンターが潰されていた。厨房には男の店員4人。向かい合わせ7席のカウンターが2列。後客はどんどん来店し席は埋まった。
衣笠時代に筆頭「焼き味噌」、移転初訪問時に「ニンニク味噌」を食べていたので、今回は醤油を狙っていた。でも店に到着するまでに暑くて暑くてヘコタレてしまった。ちょうど限定に「冷やし味噌」があったのでそっちに流れてしまった。提供されたのはラーメン雑誌に載りそうな綺麗な一杯。麺は多加水縮れ太麺。具は辛味もやし、散切りネギ、三つ葉とチャーシュー1枚。焼き味噌とはいかないけどそれを補う為に黒い胡麻の塊のようなものが振りかけられており香ばしさを感じられる。スープはジュレのようなので油そばっぽい。そして冷たい。料理としては間違いなく高度な一杯なのだが…食べ進める内に戸惑いを感じるようになってきた。ラーメンを食べている実感が沸かないのだ。温かいスープを啜ってこそラーメンという我の中の固定観念が強固なので、満足感が得られなかった。つけ麺ですらぬるいと毛嫌いしているような我が冷やしに逃げちゃ駄目だった。これは我のミスだ。
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