夢中華飯
排骨とカレーとチャーハン。この三位一体の料理が排骨カレーチャーハンという。この夢のような組み合わせの料理が存在すると知った時、「これは万難を排して行かなくては!」と心に誓った。その店は錦糸町と両国の中間辺りにある台湾料理店『生駒』。待ちに待った週末土曜日、朝9時過ぎには家を出て錦糸町へと向かった。店に到着したのは開店予定時刻11時の15分以上前。店は準備をしている真っ最中。これで今日臨時休業はないだろうと安心し、少し時間を潰そうと付近のコンビニで涼んでいた。そして開店予定時刻の5分前くらいに店に向かい。店近くの交差点で信号が切り替わるのを待っていると店員が入口に紙を貼り付け入口のカーテンを閉めた。「ああ営業中になったんだな」と信号が青になった瞬間早歩きで店に向かうと「本日の開店は11時半になります」という貼り紙がされていた。直前になってそれはないだろうよ!と一瞬途方に暮れてしまった。出来れば空腹状態で食べたかったが、この炎天下に30分待てないよ。この店の次に行く予定にしていた近くのラーメン店に先に訪問する事にした。それは別記事「錦糸鯛麺」参照。そのラーメン店で予想以上に時間を食ってしまい再到着したのは正午10分前くらい。急いで向かったが直前でカップルが入ってしまった。店員には席がないから暫く待つように言われていたが、我は一人だったので相席で良ければの条件で先に案内された。良かった。内装外装共に昔ながらの町中華な感じ。厨房には初代と2代目といった感じの男の店員2人と接客係のおばちゃん店員1人。おばちゃん店員は接客に慣れている。店内は狭い。2人がけテーブル席1卓と4人がけテーブル席4卓。口頭で注文。
10分くらい待たされ登場。うわー想像以上にカレーたっぷりなので想像以上の三位一体感。そして想像以上に熱々。普通に食べたら食道が熱くてフリーズしてしまった。出来れば寒い時期に食べるものだな。辛さはないものの、中華カレーによくある黄色い薄っぺらい味のものとは違う、コクのあるカレー。チャーハンはカレーがたっぷりかかっている為、チャーハンの味やパラパラ感は失われたが、卵と細切れチャーシューの香ばしさは伝わってくる。排骨はこの店のウリらしくカレーに負けない香ばしさと油感。中華料理店のカレーがもてはやされているが、今回はそれの究極。夢の料理が食べられて満足。これ、一般的になってくれないかな。横浜中華街はもっと頑張って欲しい。あと、おまけに付いてきた中華スープが何気に美味かった。鰹節が効いていて和風っぽいんだよ。何故か中野大勝軒を思い出した。
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