鶴島茶麺
ご当地ラーメン巡りに一区切りしてからはや一年。以降ラーメン一本槍からも一歩身を引いてカレーを筆頭に孤独のグルメへと方針転換していった。移動は横浜市内か都区内近辺に限られていった。それが長く続くと「たまには知らない縁のない町を歩いてみたいな」と思う気持ちが高まってきた。
そんな時、埼玉県鶴ヶ島市に「茶ラーメン」なるご当地ラーメン?を見つけた。「B-1グランプリ」等の出店の為に開発された、いわゆる「町おこし系ご当地ラーメン」だ。地域の広まりもほとんどないのでご当地ラーメンと名乗れないような存在の一杯。普通ならわざわざ食べに行くまでのシロモノではない。だけど我はそれをきっかけとして見知らぬ町に行く。
埼玉県鶴ヶ島市なんてあまりにも縁遠くてどの辺りにあるのかも全く知識が無かった。そんな場所なのに、元町・中華街駅から乗換なしで行けてしまう。特別快速に乗って約90分ほどで若葉という駅に到着。埼玉らしい平坦な少し緩い空気が流れるベッドタウン。でもワカバウォークなる立体構造のショッピングモールも駅近くにあったりした。名前からして海老名のビナウォークと同じ開発によるものだろう。目的の店は駅から徒歩7,8分のところにある『まぁちゃん拉麺』という1996年8月創業の店。早速暖簾を割り入店。壁には色々貼り紙が貼られて田舎のドライブインの定食屋みたいな雰囲気がある。厨房は仕切られてよく見えなかったが店主夫婦と思しき老夫婦が2人いた。一列10席のカウンター席と、座敷に4人卓が3つ。先客3人後客2人。口頭で注文。他の客は皆ラーメンではなく定食ものを注文していた。
まぁちゃん拉麺 『茶拉麺』 700円
メニューは醤油、味噌、塩とあり、塩ラーメンのカテゴリーの中に目的のメニューを発見した。しばらく待って提供された一杯は、中央に梅干し、周りにぶつ切りにされた青梗菜丸1本とトマトの切り身が3個入った、なかなかにインパクトがある顔をしていた。そして麺は地元の名産、狭山茶とこんにゃくを練り込んだ緑色をした中太縮れ麺。モチモチツルッとした食感だが、別に茶の味はしない。他の具材はメンマとチャーシュー。スープはとてもあっさりした塩スープ。食べてる途中おばちゃんが「もし薄いようでしたら塩ダレ足しましょうか?」と言ってくれたが、そのままの味を楽しみたかったので遠慮した。十分食べやすかったし。トマトが入ったラーメンは岡山の「鏡野ラーメン」以来だが、意外とラーメンに合ってるんだよな。青梗菜の根の部分も結構ボリュームがあり野菜が結構摂れるね。町おこし系らしい一杯だったけど悪くは無かった。
次の電車まで時間が無かったので駅まで小走りに戻って無事電車に乗る事が出来た。


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