味楽開店
本日新横浜ラーメン博物館に久々新店が開店するという。北海道利尻島に本店を構える『味楽(みらく)』という店。地麺巡りをしていた時には我のアンテナには引っかかってこなかったので、地麺というわけでもないだろうし、そんな有名店でもないだろう。…と思ったらミシュランガイドにも紹介されている店だとか。ミシュランガイドに紹介されたからどうだって事もないけど。よりにもよって全国地麺巡りを終えた我が行ったことがない店を引っ張ってくるというのはラー博さすがだね!とか上から目線で思ってしまった。
定時退社日だったので退社後新横浜ラーメン博物館に直行した。ラー博なんか久々だなあ。あとで調べてたら1年9ヶ月ぶりだった。年間フリーパスを毎年無駄にしているわけだよな。と言いつつまた年間フリーパスを買って入館。すぐ店に向かったが20人くらいの列が生じていた。以前はイタリア人店主の『カザールカ』があった店舗だ。20分待って着席した。4人がけテーブル席に他客と相席。更に10分待ってラーメン到着。
利尻らーめん 味楽 新横浜ラーメン博物館店
『焼き醤油らーめん』 900円+『とろろ昆布』 100円=1000円
基本で看板メニューを注文。トッピングの「とろろ昆布」も定番らしいので合わせて注文。麺は北海道らしい黄色い中太ちぢれ麺でややかために茹でられている。具はザンギリ葱ともやし、メンマ、味付け利尻昆布3枚くらい、やや大きめのチャーシュー1枚。スープは豚骨鶏ガラ、そして利尻昆布で出汁を摂ったという醤油スープ。焼き醤油と言われると香ばしさを期待してしまうがそれほどの香ばしさを感じなかった。利尻昆布の出汁も期待していたほど感じなかった。でも不満かと言ったらそうではない。このかための縮れ麺と醤油スープはラーメンを食べている幸せを感じる事が出来た。半分ほど食べてからトッピングのとろろ昆布を投入。するととろみが加わり食感の変化もあるが、望んでいた昆布の出汁感が出てきた。結果的に満足。最初のインパクトが欠けたのは開店当日だからから仕方ない。現地とは違う水や諸々の材料だけではなく、作業ペースも全然違うからね。勝手が違うというやつだ。そしてそれこそが我が現地に赴いて食べ歩いた原因でもあるし。
平日ということで一杯だけで退館するつもりだったが、ちょっと量的にも不満が残ったので家に帰って何か食べてしまう事が予想されたので2店目行ってしまおう。色々悩んだ結果決めたのが『居酒屋りょう次』。いつの間に昼には『琉球新麺 通堂』として営業をはじめているらしく、夜の居酒屋営業の時もラーメンメニューは提供され続けていた。我が初めて訪れた際はそんな事はしておらず、沖縄そばが提供されていた。やはりラー博で居酒屋営業はキツかったんだな。そんなことを思って待ちナシだったので食券を買って即入店。すると客入りは5割程度だったけど結構店内は賑わっている。女子6人組とかどんちゃん騒ぎっぽいことをやっている。常連らしい初老の客も入ってきたり。近くの会社勤めの人は年間パスさえあれば沖縄居酒屋として待ちなしで普通に利用出来るという事か。予想は外れていた模様。
琉球新麺 通堂(居酒屋りょう次) 新横浜ラーメン博物館店
『通堂うま塩ラーメンおんな味』 780円
焦がし黒醤油らーめんなどもあったが、醤油続きではかぶるので、塩味である「おんな味」を選択。おとこ味は何故か提供されていない。『通堂』沖縄小禄本店で「おとこ味」は食べているので未食だった「おんな味」で本望。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、玉ネギのきざみ、細切り昆布、海苔2枚、チャーシュー2枚。スープはげんこつ鶏ガラ野菜で摂ったあっさり塩スープ。飲んだ後の〆に合いそうな一杯だった。
階段を上がったらド派手な暖簾が飾られていた。よく見ると「東洋軒」と書いてある。これはラー博誘致を蹴ったという噂がある小倉の『東洋軒』か!?店に訪問したのはもう6年半も前だけど見覚えがあった。美しいね。でもなんでここで飾られているのかな?
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