新北丹行
『丹行味素(たんぎょうみそ)』という変わった屋号の店に初めて訪問したのは開店直後の2011年4月(『港北珍名』参照)。市営地下鉄ブルーライン「北新横浜」なる聞きなれない駅に降り立ち、あまり生活臭が感じられない駅前から鶴見川方面へ徒歩10分というとんでもない立地にその店はあった。プレハブみたいな建物で入口に家具が置いてあったり異様な店構えだった。結局その時1回きりの訪問だったが、菊名駅近くに2号店を出したので、そちらは2,3回訪問したっけかな?(『丹行菊名』『丹行醤油』『記念浸麺』参照)。その2号店もいつの間にか閉店し我の記憶から忘れ去られようとしていた。そんな時に本店が北新横浜駅前に移転したというので定時退社日の金曜の夜に寄ってみる気になった。木金土だけは夜営業をしているとの情報だったから。店に到着したのは夜7時10分前くらいだったか。ロータリー周辺のビルの1階にその店を発見した。異様さは以前より大分影を薄めた。ビルに入り正面に店の入口がある。その店外の隅に券売機が設置されていた。食券を買い店内に入店。その時後ろから「いらっしゃい」と声をかけられた。店主は外に出ていたらしい。食券渡し口と書かれた紙が貼られた場所に向かうと、先の店主が回り込んで食券を受け取った。引き換えに「15」と数字が書かれた番号札を渡された。厨房には店主1人しかいない。完全セルフ方式になったようだ。2人がけ丸テーブル3卓と4人がけテーブルが2卓、8人がけテーブル席1卓。先客9人後客7人。
丹行味素 『特大がっつり野菜盛淡麗タン麺』 1140円
移転前の初訪問時本店でタン麺、菊名店で醤油と味噌は食べていた。移転後の本店再訪問ということで再びタン麺を贅沢に特大ガッツリで注文。珍しく野菜が食べたい気分になっていたしね。麺は平打ち太麺。具はもやし、キャベツ、きくらげ、人参などの茹で野菜。大きな燻製焼豚1枚と、拳くらいの巨大唐揚げ1個。スープは出汁が効いた塩スープ。この店の味付けは我からするとやや薄いという印象があったが、今回は満足の味。野菜のシャキシャキ感も我が望んでいたものと合致する。そして何と言っても巨大唐揚げだ。ジューシーな唐揚げというヤツだ。味もカリカリな食感もボリュームも大満足の1品だ。不満だったのは別皿で用意された冷たい殻付きゆで卵。そして燻製焼豚の香りも我の好みではなかった。でもこの一杯で腹いっぱいになれたし味もトータルで満足以上のものだった。
途中横浜で買い物をした後帰宅した。今日までそれほど寒さを感じなかったが明日から冷えるそうだ。
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