朧月風見
ここ最近夕立が激しい。今日もそんな感じだったが、6時をまわると小ぶりになってきた。これ幸いと三連休前夜という事もあり、久々に会社帰り都内遠征を決行した。目指すは夜の銀座だ。有楽町駅で下車し新橋方面に歩を進める。数寄屋橋通りの『支那麺はしご』のすぐちかくにある『銀座 朧月』という店に入店した。2010年10月に開店したという。つけ麺で有名らしく、今は目黒にも支店を構えているとか。入ろうと思ったら入口近くで2人立ち待ちしていた。店員に食券を買うよう促されたので入口近くの券売機で食券購入。店内は狭くL字型カウンター2席のみ。厨房には男の店員3人。10分近く待たされた。
銀座 朧月 『中華そば(並)』 780円+『玉ネギ』 50円=830円
この店はつけ麺メインで、前後客とも我以外全員つけ麺を注文していたが、我は我を通す。筆頭中華そばを注文。トッピングメニューに我が好きな玉ネギがあったのでこれも注文。麺はちぢれ平打ち太麺。具は薬味ネギ、トッピングの玉ねぎも入っている。メンマ数本、青梗菜、チャーシュー4枚。スープは煮干しが香るラードたっぷりの永福町大勝軒を彷彿させる一杯。つけ麺メインだから魚介豚骨スープだと思っていたので意外だった。つけ麺が有名でも中華そばを筆頭メニューにしているだけある。ラーメンを食べている幸福感を感じる事が出来て満足だ。
せっかくの三連休前日。開放気分で久々に平日連食に挑む。この近くでもう一店気になる店を発見した。その店は酒粕を使用した珍しいラーメンを提供するという。店の屋号は『銀座 風見』。今月1日に開店したばかりという新店だ。先の『朧月』の至近距離にあるはずなのになかなか見つからなかったが、それもそのはず、隠されたかのような路地裏に店を構えていた。いかにも銀座らしい高級感漂う店構え。隠れ家的高級飲食店の演出。我には入りづらいが勇気を出して入店。うわー内装も明るく清潔感があり、まるで高級寿司店のよう。入口脇に券売機。厨房には男の店員3人。一列のカウンター7席のみ。席にはあらかじめ皿が配置されている。氷水はかっこいいガラスのボトルに入れられコップはステンレスタンブラー。先客2人後客1人。
銀座 風見 『酒粕濃厚そば』 980円
筆頭看板メニューを注文。先に専用の薬味の小皿が出された。生姜と何とか。麺は四角いストレート細麺。具は小松菜、海苔1枚、大ぶりの油揚げに糸唐辛子が少しのっている。チャーシュー1枚、味玉半個。そしてスープだが、確かに酒粕の匂いがする。それも想像よりあまりにも酒粕!あまりにも濃厚!そこに醤油の味が追加されている。ラーメンとしてのバランスは保っている味だが、これはとても好みが別れるところだ。こういう甘さと味の濃さがあるスープは残念ながら我の口には合わなかった。間髪入れずの2杯目ということもあり箸が重く感じた。麺と具は何とか食べて退店した。
罪悪感もあり早々に店を出たが、傘を忘れてしまう失態をしてしまい、新橋方面への帰路の途中気がついて、再び店に戻る事になってしまった。傘は無事元に戻り、新橋から東海道線に乗って横浜に戻った。
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