拉麺饂飩
昨日病院側と電話で話し母の状況の説明を受けた。ひとまず安静したらしい。母からのメールも数が多くなり、ようやく少し安心出来た。そんな感じなので晴れた休日、家に引き篭もっていても仕方がないので気分転換も兼ね東京奇麺巡りに行ってみる事にした。
我は2007年4月に上野毛にあった『スズキヤスオ』という奇名奇麺な店に訪問した。店主は京都背脂系の元祖とも言われる『ますたに』出身ながら、オリジナリティ溢れたラーメンを提供していた。その時は背脂の浮くスープにニンニクや唐辛子やレモンスライスがサーティーワンアイスクリームのように積まれた『やすおそば3』なるメニューを食べた。店も田園調布に近い閑静な住宅街の普通の家の庭に作った手作り感満載の店舗だった。結構人気の店だったのだが2010年10月に閉店。ブランクを挟み2012年8月南新宿駅近くに移転し屋号も変えて営業しているとの事だった。わざわざ小田急に乗るのも面倒なので、品川駅で京浜東北線から山手線に乗り換え代々木で下車。駅から歩いて5分程度で小田急南新宿駅に着いた。駅の高架を抜け歩くこと数歩で目的の店を発見。『ラーメンヤスオ』だ。こちらも手作り感満載の店舗で『スズキヤスオ』の看板も健在。ゆっくりめに来たつもりだったけど開店10分前に到着してしまった。ここが巨大な新宿駅近くだということが信じられないほど完成な住宅街で小鳥のさえずりがよく聞こえるような所。先客もいなかったが他に時間も潰せなさそうだったので店前でスマホをいじって待つ事にした。時間ちょうどに暖簾が出され促され入店。その時には後客2人が続いていた。入口すぐのところに券売機。厨房には店主ともう一人男の店員がいた。店内の照明は暗く、有線放送が流れて少し五月蝿い。逆L字型カウンター8席。厨房には銀皿が被せられた丼が数段積み重ねられていたのが異様だった。
ラーメンヤスオ 『ラうどん(200g・ショウガ入)』 800円
この店はラうどん(太麺)、ラそば(細麺)、二郎インスパイアのヤスじろうの3本立て。我は太麺のラうどんを注文。麺量は200gか300gか選べる。二郎のように背脂の量や味のしょっぱさ、生姜かニンニクか選べる。ほうれん草とチャーシュー1枚があるので一見家系ラーメン風にも見える。でも麺は極太麺。うどんとは違いコシがありかため。スープも豚骨醤油だが醤油だれが強めで味がかなり濃い。しょっぱかった。家系というより二郎のそれに近い。最初っからショウガのぎざみや唐辛子も入っている。かなり二郎色が濃い一杯だった。
ここからなら南新宿から小田急に乗るより、新宿まで歩いた方がいい。天気も良かったしね。風は冷たかったけど。
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