稚内拉麺
ノシャップ岬で雨に降られてシャツもズボンもビショビショになってしまった。下着は換えがあるからいいが、上着とズボンは一泊だったので持ってきてない。なので必死に乾燥させた。だいたい乾いて来た頃合いを見て9時半にチェックアウト。外はまだ霧雨が降っていた。一度駅の方に行ってバスセンターに寄って空港までのバス券を買っておいた。地元のスーパーを冷やかしてから本日の朝食。ラーメン専門店『悦っちゃん』を狙う。この店は朝10時に開店するというのでここで食べようと決めていた。果たして暖簾は出ていた。早速入店。前客は無く、多分本日最初の客になったはず。厨房には親父店主が1人だったが、途中から奥さんらしきおばちゃん店員が厨房に出入りするようになった。L字型カウンター9席と2人がけテーブル席4卓。口頭で注文。
メニューには塩・醤油・味噌・野菜・広東とあり、味噌のところにオススメマークが入っていたが、我は筆頭メニューにこだわった。稚内は塩でしょ。麺は白っぽい中細縮れ麺。具は薬味ネギ、メンマ数本、チャーシュー1枚。こちらはお麩は入っていないんだな。こちらもオーソドックスながらいい塩梅の塩加減。バターとか入れているのか表面ラードも仄かに甘い。縮れ麺の食感が良くズバズバ麺を啜って、塩スープを飲み干した。満足。
再度稚内駅に戻る。空港行きのバス発車まであと40分あるので、駅前ロータリーに面したところにある『たからや』に入店した。立地のせいなのか開店前行列が出来ていて、店主が暖簾を掲げたと同時に入店。席はみるみる埋まり、後客は席待ち状態で店外へ。厨房には熟年店主夫婦2人。厨房前に一列のカウンター7席と4人がけテーブル席3卓。前客11人後客は続々。客の大半は観光客っぽい。口頭で注文。
メニューには塩と醤油しかない。稚内最後の一杯としてやっぱり塩を選択。麺は北海屋製麺の無かん水の白い中細縮れ麺。具は薬味ネギ、とメンマ、お麩、肉厚だけどさっぱりチャーシュー2枚。こちらもオーソドックス。若干の出汁は感じるけど。表面には若干のラードを感じる。ボリュームも結構あるがスルスル食べられた。満足。
稚内で5杯の塩ラーメンを食した事になる。さていよいよ稚内ともお別れの時間がやって来たようだ。
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