東池袋歩
『志奈そば田なか』を出た後、予定では後楽園の方に移動する予定だったが、天気が良いので歩きたくなって予定変更。何と言ってもここは有数のラーメン激戦区池袋。選択肢は感覚としては無限。でもせっかくなら筆頭クラスを狙ってみる。『BASSOドリルマン』。2007年6月創業。当初は『中華そばゼットン』を名乗っていた。店主は『地雷源』@方南町などで修行経験がある。開店当初から有名となり気にはなっていたが、魚介つけめんメインの店だったのであまり積極的に行こうとは思わなかった。いい機会だから行ってみよう。『志奈そば田なか』は西池袋なので東池袋の外れまでは距離があった。サンシャインシティを回りこみ、池袋駅を抜け東池袋に出て住宅街の細い路地に入っていく。すると現れた、木製のテラスがありとてもラーメン店とは思えない作りの店舗。店外に先客2名が座っていて中にも空席待ち客が大勢いた。待っている間に注文を聞かれたのでメニュー表を見て口頭で注文。約20分待ちでようやく着席。厨房には男の店員3人。店内は広めに作られていたがテーブル席は無く、変形L字型カウンター9席のみ。後客は絶え間なく。
つけめんは個人的にどうもしっくりこないのでラーメンメニューを選択。濃厚つけめんがメインの店はラーメンメニューは逆にあっさりしていて「濃厚が駄目な人用」になってしまっているところがほとんどだが、こちらは濃厚好きでつけめん苦手な人用のメニューが用意されていた。つけ麺用の濃厚つけ汁を中華そばで割ったスープに、うどんを思わせるストレート太麺。具は青ネギの小分け切りと玉ネギの角切り、メンマ数本と脂身の多い大きめのチャーシューが2枚と海苔1枚。節系を感じていかにも魚介豚骨な感じはするが比較的まろやかな口当たり。ボリュームもあり濃厚つけ麺をそのままラーメンにした感じで好感が持てた。
ここから一番近い駅が東京メトロ要町駅だったので、そこから地下鉄で帰路につこうとしたのだが、その途中人だかりが出来ている店を発見した。その店の窓にはなんと「BASSO DRILLLMAN Since2007」と書かれているではないか。看板をみると『中華そばしながわ』とある。後で調べたらやっぱり『BASSOドリルマン』のセカンドブランド店として2年前の6月に開店したらしい。お腹はほぼ9割満タンな感じだし…かなり迷ったけど、こんなところまでまた来る事があるとは思えないので店前に並んでいる6人の後に並んでしまった。25分ほど待って入店。入口脇に券売機。厨房には男の店員2人。厨房周りにL字型カウンター8席。後客も続々来て外に行列延長中だった。
中華そば、煮干しそば、煮干しつけそばというラインナップ。中盛まで無料。夜限定で稲庭中華そばという面白そうなものもある。麺は中細ストレート。並で麺量180gと多め。具は青ネギの小分け切りとメンマ数本、海苔1枚、肉厚の脂身の多いチャーシュー2枚入り。秋田の醤油と比内地鶏等を使っている醤油スープ。油の使い方がうまい。ラーメンを食べている満足感が得られる。チャーシューも美味かった。
重たくなった腹を抱えて要町駅にたどり着いた。池袋で副都心線に乗り換え、そのまま元町・中華街まで1本で帰ってきた。
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