夏牛肉麺
先週日曜から金曜まで台湾に出張に行っていた。台湾は毎年のように出張していてもう6,7回目になる。言葉はからっきし駄目だけど、地下鉄や高鐵での移動などは問題ない。横浜の猛暑を経験していると今年の台湾の夏は厳しそうだなーと覚悟していたが、沖縄より南にあるにも関わらず、体感温度はそう変わらなかった。風がある分こっちのが涼しく感じる時さえあった。日曜初日は移動日だったので唯一自由に動けた。そこで宿泊するホテル近辺の夜市に行ってみた。いいね、お祭りの雰囲気そのままだ。
行列ができていた屋台に並ぶ。葱油餅(ツォンユーピン)というやつで、こっちのお好み焼きだ。油をたっぷりかけながら焼いていた。体にはあまり良くないだろうが、焼き葱が香ばしくて旨い。好みでつけられる唐辛子ソースを塗って食べた。こっちの人は基本辛いの好きだね。でもほんとに合う。隣の焼き肉まんも肉汁がたっぷり入っていて食べる時大変だったが美味かった。後は定番タピオカミルクティーと鴨肉をタコスみたいに焼いた生地に巻いあるものを買って路肩に座って食べた。どれも満足。
翌日からは仕事だったが、現地スタッフが昼や晩、食事に招待していただいた。特に昼は台湾名物「牛肉麺(ニュウロウミェン)」。台湾ローカル色が非常に強い町の食堂で食べたので雰囲気バッチリ。
連れてってもらったので店名や値段もわからないがだいたい一杯350円から400円だそうだ。それでいてなかなかのボリュームだからね。この麺は沖縄そばに似ているね。当然味は台湾風でスープは肉の煮汁からとってるんだろうな。どれも美味かった。
そして最後に、ホテルの近くにあったんで気になって晩飯後にこっそり入った現地のラーメン店のレポート。屋号は『武蔵武骨』。えっ?こんなところに?実は本物の『麺屋武蔵』もグループとして積極的に台湾に進出している。台北にある『神山』にも去年行った事がある。台湾料理が口に馴染んでいたのでかなりしょっぱく感じたな。こっちはどう見てもなんちゃって日式ラーメン店のよう。さて早速入店。店内は日本の店っぽいと言われればそんな感じ。厨房には若い男の店員3人。厨房前に一列のカウンター6席と2人がけテーブル3卓、奥に4人席が2つ。メニューに直接赤鉛筆でチェックを入れて注文するらしい。料金先払い。先客10人後客5人。
一番安いメニューを頼んだ。日本円で換算すると450円くらい?麺は黄色い中太縮れ麺。この麺でラーメンっぽさが出ている。具は薬味ネギ、もやし、コーン、メンマ、細切りきくらげ、茹でキャベツ。スープはあっさりした豚骨。台湾人の口に合わせるとこう変化したのか?それとも技術が未熟だったのか、チープ感を感じた。昔の地方のスーパーのフードコートで食べたような豚骨ラーメン。不味くはないけど九州豚骨っぽさはほぼない。でも何というか、似せようと頑張っているところが伝わり憎めない感じ。
仕事の方はいつものように順調に進行などせず、予定より1日遅らせての帰国となった。強力な台風15号が迫ってきていたので帰国できるか不安だったが、何とか金曜の夜には無事帰国出来た。
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