深大寺訪
今年もいよいよ7月に入った。とは言うものの梅雨は本番、続行中。天気予報も曇のち雨となっており、明日日曜は一日雨が本降りだという。朝も小雨が降っていて根岸森林公園へのウォーキングは断念した。こんな休日はゆっくり家で静養しているのに限る。だけど我は朝7時半に家を出た。貴重な休日を無為に過ごすのは嫌なのだ。
我の中では人生何度目かの水木しげるブームが訪れており、氏の第二の故郷ともいうべき調布に足をのばしてみる事にした。川崎に出て南武線に乗り換え稲田堤駅で下車する。ここから京王相模原線に乗り換えるのだが、この駅が結構離れている。JR蒲田駅と京急蒲田駅くらい離れている感覚。雨は止んだが薄日が差す分蒸して暑かった。京王線に乗って2駅目で調布到着。前に来た時は平屋の普通の駅だったのに、今は地下3階構造に変わっていて驚いた。駅前パルコ前のバス停からバスに乗った。計画では最初から深大寺に行くつもりだったが、何となく気が変わってその先の神代植物公園前で下車した。もう10年近く前だと思うが1度来た事がある。その時の印象は「有料なわりに人工的な感じで自然感に乏しい」。これは西八王子の昭和記念公園に通じている印象で都が運営するとこうなっちゃうんだろうな。しかそんな先入観で500円を払って入園。やっぱり歩道が車道並に広くて自然感が乏しい。で早々に深大寺口から抜けたらもう緑が綺麗な趣在る風景が広がっていた。いい雰囲気だ。
一度水生植物園の方にも足をのばしたが菖蒲も終わっていたのですぐ深大寺前まで戻ってきた。そして深大寺と言えば「深大寺そば」。これを食す為に朝飯は抜いてきたのだ。ちょっと調べたところ『湧水』という店が評判が良さそうだったのでこの店で食す事を決め店に赴く。開店予定時刻の5分前に到着したが、既に客を入れており、約半数以上の席が埋まっていた。座敷席に案内され口頭で注文。先客が大勢いた分注文から20分以上待たされる事になった。
屋号を冠した筆頭メニューを選択。これは九割そばという、つなぎの割合が一割のそば。ただでさえ駄舌なので蕎麦の良し悪しは良く解っていない。でもうどんと違い、天ぷらなどと一緒に食べるのは好みではなく、蕎麦はシンプルに味わいたい派なのでこれで良い。実際味は美味しかったが、致命的に量が少ないと思った。日本蕎麦店は女性客前提の量なのか?男性客は大盛必須なのか?これではとても腹は満足出来ない。でも我は蕎麦がメインではないのでこれで良しとして店を出た。
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