青森再訪
青森駅に到着したのは午後6時半くらい。約4年ぶりの再訪問となる。まだ記憶に新しい感じだ。でも青森に来た実感が伴わない。それは青森らしいラーメンを食べていないからだ。今日は青森を縦断してきたけど、食べたのが「つゆ焼きそば」、「天中華」、「みそラーメン」だもん。全然青森感がないぞ。全く、自分でやっておいてだよ。なのでホテルに行く前に、昭和31年創業の青森の筆頭老舗店『まるかい』に行ってみる事にした。4年前にも訪問しているので再訪だ(「青森夜麺」参照)。この店の雰囲気が良かったのが印象に残っている。客層はタクシーの運ちゃんや土方の作業員、サンダル履きで来てる近所の人など、地元民から支持されている感がハンパじゃない。入口で口頭で注文して勝手に好きな席に座り、支払いは自己申告。このラフな感じ、何となく博多『長浜屋』の雰囲気に似ている。但し、店内に漂っているのは豚骨臭ではなく、煮干しの香り。男の店員ばかりで、厨房に2人、支払いのところに1人。厨房前に一列のカウンター2席、2人がけテーブル席1卓と4人がけテーブル席11卓、8人がけテーブル席1卓。先客11人後客8人。
メニューは醤油ラーメンの中盛と大盛の2つだけ。本日6杯目なので小盛でお願いしたかったが、小はメニューに無いので中盛を注文。麺は太麺ストレート。具は薬味ネギ、メンマ、チャーシュー3枚。いいねぇ、煮干しと醤油の香り。現金なものでこのラーメンと食べた途端、自分が青森に再びやって来たという喜びがじわじわと湧いてきた。まだ2度目の訪問なのに、この居心地の良さ、安心感は何なのだろう?十分満足したしもう腹も限界となった。店を出て予約していたホテルを目指す。時刻は夜7時をまわった辺り。でもまだ空は明るい。
いぬ吉さん、今回もすごいですね。
東北は縁もあり、秋田の伊藤や青森の○海など
自身の記憶に刻まれるラーメンでもあり、また食いたくなりました(笑)。
○海のレポはラーメンの本質に迫る歴史的名文ですね、
O氏とか、I氏はここからラーメンの本質を再確認して欲しいものです。
投稿: tantin | 2015年8月 5日 (水) 21時38分
tantin様、いつもコメントありがとうございます。
謙遜でも何でもなく、単なる自己満足の記事です。お恥ずかしい限りです。
東北遠征は三陸遠征以来2年ぶりとなります。北海道から沖縄まで食べ歩いてきましたが、何故だか一番日本のラーメンだなーって感じるのが東北のラーメンですね。じんわりとした味わいがほっこりとしますよ。
投稿: いぬ吉 | 2015年8月 6日 (木) 23時36分