十勝地麺
今遠征最後の地麺は、帯広「とかち牛じゃん麺」だ。挽き肉の入った餡がかかった麺料理。いわゆるジャージャー麺のアレンジ品だろう。麺は十勝産小麦を使用して、同じく十勝産のポテトペプチドを練り込んだポテト麺を使用。挽き肉も十勝産牛のもの。帯広物産会がつくり市内のラーメン店十数店に呼びかけて盛り上げようとしている町おこし系のご当地ラーメンだ。我が目指した店は帯広市筆頭と言われる『らーめんのみすゞ』だ。駅前商店街のやや離れた場所にある。店構えは喫茶店のようだ。厨房は奥にあり男の店員3人とおばちゃん店員1人。接客は丁寧。L字型カウンター8席と4人がけテーブル4卓。地元の人達が普通に利用している感じが伝わってくる。先客10人後客5人。口頭で注文。
ご当地ラーメンとしての素朴さは皆無だが、料理としては美しい。数量限定の一品。麺は温かいちぢれ太麺。甘い挽き肉餡。バジルとチーズのソースがかかっている。具はかいわれ、トマトのマリネ、国産牛のローストビーフ3枚、そして半分に割られたじゃがいも。このじゃがいもがさつまいもみたいに甘いのに驚いた。「インカのめざめ」という品種らしい。このイモ気に入った。全体的に美味しかったけどラーメンを食べたという満足感はなかった。この店の普通のラーメンが食べてみたかった。
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