唯我独尊
芦別から富良野に戻ってきたのは夕方6時20分頃だったか。とりあえず予約していたビジネスホテルにチェックイン。1時間ほど休憩した後身軽になって夜の富良野の町に出た。でも予想通りというか、普通の田舎町の夜という感じで街灯のみが明るく空間を照らしている。とても静かで横浜住宅地の夜10時前に似た雰囲気だ。でも実際は夜の8時前。ここで旅行ガイドに紹介されていた店に行く事にする。昭和49年創業の『唯我独尊』というカレー店だ。富良野地産の豚肉や野菜を使って作ったカレーが評判になり富良野カレーという名物になった。富良野という土地名がつくと一段階美味くなるように思えてしまうからね。富良野の町の一角に暗い空間があった。何だろうと思っているとカレーの匂いが漂ってくる。もしかしてここ?と思って近づくと、木に「唯我独尊」と書かれた札がかかっていた。更に近づくと正に山小屋のような店舗。早速入店すると入口が混み合っていた。先客が出て行くところだったらしい。入れ替わりにあらためて入店。なので待たずに座れた。相席だったけど。店内は若者だらけ。店員も大学生のノリを感じる。それも芸術系の大学生。BGMはロカビリーのようなもの。ダンボール製のメニュー冊子を見て筆頭メニューを注文した。
あー美味そうだね。コーン、揚げかぼちゃ、切られた自家製燻製ソーセージ。焦茶色のルーは濃厚、そしてきちんとスパイシー。ルーの追加は無料だが合言葉「ルールルルー」と言わなくてはならないそうだ。そんなこと言えるかい!客の羞恥心を利用して無駄なサービスはしないつもりなのか。でも具のコーンや揚げかぼちゃが美味かったからいいや。ソーセージはいわずもがなだが、歯ごたえがあり肉汁があり文句なしだ。店内の雰囲気がもうちょっと落ち着いていれば更に良かったんだけどね。ちょっと騒がし過ぎだ。




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