美瑛丘巡
北海道と聞いて思い浮かべるのが、広大な大地と酪農の風景だ。このイメージが一番良く出ているのが、北海道でも中央の地域、美瑛、富良野、十勝といった場所だろう。定冠詞付きの北海道ならではの風景を見てみたい。上川町から旭川市経由でその南にある美瑛町を目指す。美瑛には広大な農地が広がり、そこに様々な農産物がパッチワークのようになっている事から「パッチワークの路」と言われる場所がある。そこには過去有名なCMで使われた場所が各所にある。そんな場所を中心に廻ってみた。各所に絵になる風景が広がっていた。
空に雲が多かったのが残念。一度富良野まで南下し昼食をとった後、再び美瑛に戻ってきた。今度は酪農地帯から離れた十勝岳の方へ車を走らせる。白金温泉の近くにある新名所「青い池」というものを見る為だ。マックOSの標準の壁紙として採用された為一気に注目を集めた。まさか日本の景色だったとは!という感じだ。長年立入禁止区域だったのだが、約4年前に自由見学が可能になったという。今や美瑛でもダントツの人気の観光スポットとなっているらしい。当日もしかも連休真っ只中なので駐車場に車を停めるのも順番待ちだ。
昭和63年に十勝岳噴火に備え作った火山砂防のえん堤に水が溜まった、偶発的な人造池。その水は水酸化アルミニウムが含まれており太陽光に水の中の白色の微粒子が乱反射して青白く見えるという。マックの壁紙はこの木に雪がつもり真っ白のバックに青白い池の色が映えるというものだった。でも今は秋。紅葉をバックにした青い池もおつなものだ。これで晴れていたらどんな色に見えたのかと思うとちょっと残念だった。
再び美瑛の田園地帯に戻り「哲学の木」を見た後、四季彩の丘という花畑農園を訪れる。農園の維持寄付として200円を支払い入園。見渡すかぎりの淡い紫のラベンダー畑…というのは時期的に無理だと判って、あまり期待せずに入園したのだが、実際は見事な花畑が見られた。
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