伊良部島
旅先でレンタカーを借りる場合、カーナビ操作に慣れるまで結構時間を要する。今回はフィットだったので運転するのはほぼ問題無かったのだが、キーロック式の旧型のやつで、カーナビも古いデータなのか、電話番号や観光地の名前すらデータに入っておらず使いづらい事この上ない。結局地図上をタッチして入力していた。ちょっと相性悪いなぁと思っていた。それが旅行2日目の朝、旅名物のトラブルを生じる事になった。
朝起きて気になるのが天候。外を見てみると晴れていた。良かった。でも建物が濡れている。爆睡して気が付かなかったが夜に雨が降っていたようだ。朝8時前にホテルをチェックアウトする。今日は朝からフェリーに乗って隣の伊良部島に渡る予定。早速車に座りキーを差し込み回したのだが、うんともすんとも言わない!何で!色々やってみたがどうにも駄目!昨日は快調に運転出来ていたのに何でこういう事が起こるのか?ドアのところに書いてあった保険会社に電話しレスキューを呼ぶ。30分待ってようやく修理の人到着。意外にもおじちゃんおばちゃんのコンビ。時間にして3分程度でエンジンをかけてくれた。方言が強くて良く聞き取れなかったがバッテリー上がりだったっぽい。昨夜ライトなんて使って無いし何なんだろう?「30分はエンジンつけっぱなしにしておいて」と言われた。ともかく良かった!フェリーの出港時間まであと10分くらいしかない!急いで平良港へと向かう。安心したのも束の間、何かハンドルがやたら重いぞ。どうもおかしい。それでも5分程度で港に到着。往復のフェリー料金を払って乗船。でも先ほどのトラブルがあるので車のエンジンつけっ放しでずっと車中にいた。フェリーの出港に気を取られ乗船してしまったものの、フェリーで動かなくなってしまったらどうしようとか不安な気持ちになった。20分程度で伊良部島、佐良浜港に到着。早速ゆっくりアクセルを踏むと船から降りて上陸出来て一安心。でもハンドルがまだ重いぞ。港前の広場に車を止めダッシュボードにあった取説を読むと、エンジンを入れ直すと直ると書いてあった。エンジン切るの怖かったけど、切ってかけ直したらハンドルは軽くなった。エンジンもかかってくれた。良かったよー!その後のドライブは快調!これも旅のいい思い出になったと笑って話せる日が来たさ-。
港から坂を上がり島の北部へ向かう。伊良部島も珊瑚礁が隆起して出来た島。隣に下地島という島があるが隣接しているところは40mしか離れていないし、6本の橋がかかっているので、間に細い川が流れているひとつの島のようになっている。宮古島に比べ荒々しい風景が広がっている。フナウサギバナタという展望台、西海岸公園を経て白鳥岬へ向かう。すぐ近くにサンゴ礁が隆起しているのが見える。
下地島に渡り下地島空港という国内唯一のパイロット訓練用の空港をぐるりとまわって通り池へ。通り池というのは海底で海につながっている石灰岩にぽっかり空いた穴のことで、中央に天然の石橋があり二つの池があるように見える。恐ろしいくらいの青さの水。有数のダイビングスポットだとか。
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