カテゴリー

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 古謝連麺 | トップページ | 夏闘牛脂 »

2014年9月 7日 (日)

宮古旅帰

Miyakojima06 昨日既に宮古島は一周して目ぼしい観光は終わっていたので今日の午後はどうしようかと『古謝そば店』でそばを食べつつ考えた。そこで平良港近くのパイナガマビーチ、昨日腹が減った為にすっ飛ばした島南部のイムギャーマリンガーデンなどのビーチに行ってみたけど、今まで見たビーチよりどうしても一枚落ちる感じがした。何より空に雲が多くなり暗くなってきた事が大きい。そこで風景ではなく知識欲の方を満たす事にした。

Miyakojima09 宮古島には地下ダムというのがあるという。何でわざわざ地下にダムを作ったの?しかもこのダムが宮古島島民の生活を一変させたというではないか。我は別にダムマニアというわけではないのだが、地下ダムとは一体どうゆうものなのか興味がわいた。そこで地下ダム資料館という所に行ってみる事にした。入場券300円を払い入ったら入館者は我唯ひとり。宮古島の土曜の昼下がり。そりゃそうかもなー。その代わり貸切状態で見学出来たので良く理解出来た。
宮古島の降水量は東京の1.6倍だというのに川が無く、つい最近まで水不足に悩まされ、島民は雨水を溜めて生活用水としていて、場合によっては島外から水を買っていたのだという。その原因はその地質にある。石灰層という軽石のような穴ぼこだらけの地層は地表に降った雨を留めることなくそのまま海へ流してしまうのだ。そこで斜面になっている石灰層の土地に穴を開けセメントと空気を送り込み巨大な壁を作り海へ流れでないようにする。これが地下ダムという事だ。つまり水は石灰層の穴ぼこに溜まるという仕組み。ただ壁を地上まで作ってしまうと完全にせき止められ土地が水没してしまうので地表数メートルは壁を設けず適量を保つという。この地下ダムの利点は、地表はそのまま農地などに活用出来ること。つまり地上からは地下ダムの存在は判らない。また水が太陽光に晒されないので植物プランクトンの発生がなく質の良い水が確保出来るという。更にダムは海への仕切りにもなっているので海水の侵食を防ぐ働きもある。おまけに元々地面を構成する石灰層に水を貯める為地盤沈下の心配が無い。正に欠点を長所に換えた素晴らしいシステムだ。誰が考えたか知らないが凄いことを考えついたものだ。この地下ダムのおかげで水が潤沢な島となり、従来のサトウキビだけではなくマンゴー等フルーツ栽培が盛んになったのだそうだ。いやもう感心することしきりで頭が下がる思いだった。宮古島をよく理解する貴重な機会を得る事が出来た。
Miyakojima08 まだ夕方4時くらいだったので、昨日行った与那覇前浜ビーチにもう一度足を運んでみる事にした。しかし空には雲が立ち込めていた。昨日行っておいて大正解!今日やって来た人は残念だったねとしか言いようが無い。
夕方5時過ぎ、ちょっと早めに夕飯を『福屋』でとり、ガソリン満タンにしてから車を返却し宮古空港へと向かった。今回の旅も多少のトラブルはあったものの、大筋予定通りに進める事が出来た。やっぱり離島の旅行は好天に恵まれてこそ!なので今回も天に感謝だ。旅行のパンフレットそのままの美しい景色を堪能出来た。大成功!大満足だ。
飛行機の出発時刻は19時40分。手続きをして出発ゲートで待っていると、飛行機の到着が遅れた為予定より30分近く出発が遅れるという。嫌な予感がした。石垣旅行での飛行機トラブルが思い出された。帰りの飛行場から事件は起こる。結局40分以上出発が遅れた飛行機が羽田に到着したのは夜23時過ぎ。ところが羽田の近くに落雷が発生しているとかで地上作業がストップし飛行機の中に雪隠詰め。20分経ってようやく開放された。ところがこれが悲劇の引き金で、全ての飛行機の乗客が一斉に開放されたので横浜へ向かうリムジンバスは満員が相次ぎ、2便くらい見送って最終バスの出発時刻が過ぎた。ところが京急が英断してくれてリムジンバスを追加増便してくれたのだ。ありがとう京急バス!雨の中をバスは走り、何と20分くらいで横浜駅まで運んでくれた。ところがどっこい今度はJR京浜東北線が人身事故とかでダイヤが大幅に乱れていた。大船行きの最終電車には何とか乗る事が出来て一安心。ところが後続の桜木町止まりの電車を桜木町で待つとかでまた20分以上待たされた。もういい加減にしろ!と思ったが、逆に笑えてきた。1泊2日の旅行のつもりだったのに、これでは微妙だ。最終的に帰宅出来たのは午前1時半頃。それでも何とかその夜に帰宅する事が出来たので結果オーライか。良い旅だったけれど、帰路が精神的にも肉体的にも疲れた。

« 古謝連麺 | トップページ | 夏闘牛脂 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 宮古旅帰:

« 古謝連麺 | トップページ | 夏闘牛脂 »